ISO９００１の、外部（アウトソースなど）監査をするための書類や記録は必要ありますか？

Question

ISO９００１の、外部（アウトソースなど）監査をするための書類や記録は必要ありますか？まだ経験浅く、知見ある方御教授お願いします。ISO監査の準備を進めるわけですが、委託先の現場をチェックするためのルールなど記載された書類、またその結果や上長（会社）の承認サインなど、そのような準備は必要でしょうか？
期に１～２回実施する委託側へのラインチェックについて、どのような取扱いになるか？を御回答欲しいです。

ちなみに定期監査というような１年や３年などのスパンで実施している状況ではありません。また参考までに知りたい点として、年単位の定期監査は１年が妥当か？もしくは３年くらいが妥当か？御意見もお聞きしたく。

どうかよろしくお願いします。

Answer 1

「ISO９００１の、外部（アウトソースなど）監査」とは何ですか？
外注先が仕様通りに製品を製造しているかどうかを調べるという意味での監査（以下、外注先監査）なら、チェックシートや記録の様式はISO9001規格とは無関係に必要でしょう。
ISO9001規格には、外注先監査のやり方、監査項目、承認方法などの指定は一切ありませんから、どのようにやろうが貴社の自由です。その外注先が仕様通りに正しく正確に仕事をしていることが、確認できるやり方を考えて実施してください。
というか、ISO9001認証を取得する前は、どのようにして外注先を監査していたのですか？ その通りにやればいいだけです。

定期監査が1年毎が妥当か3年毎が妥当かは、これも貴社のお考え次第です。
たいして重要ではない工程をさせているのなら、3年どころか定期監査自体が不要でしょう。自社での受け入れ検査だけで十分ということです。逆に重要工程なら、毎月必要になるかもしれません。
これは、貴社でなければわからないことです。
ISO9001規格とは何の関係もありませんし、ましてやISO審査員が口出しすることでもありません。

全体的な意見として、ISO9001がどうたらという考え方は捨てた方がいいです。
ISO9001認証があろうがなかろうが、その会社の品質には何の関係もありません。
ISO9001認証によって品質が上がるとか、ISO9001認証を取得している会社の品質は高いとか、もしそうお考えなら、それは違います。それが証拠に、世界トップクラスの品質レベルであるトヨタ自動車は、ISO9001認証を取得していません。

ISOに関してもっと詳しく知りたい場合は、次のサイトがお勧めです。
http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/iso.htm