解決済み
日本林業に関して質問です。1995年では、人工林の内7割が個人所有の民有林であり、2割強が国有林だったのが、 12年度速報値によると、国有林が7割・民有林が3割と国有林が急激に増加しています。 これは、森林再生プランの影響なのでしょうか? それとも、元々林業は衰退して行く事が分かっていた政府が徐々に国有林にして行ったのでしょうか?(森林再生プランを施行するずっと前から) 又、木材自給率も平成14年度に12%ほど如かなかったのが、23年度には26%まで上がっています。これは、何の影響を受けてでしょうか? ※appendix 今後は、50%まで木材自給率を引き上げようとしていますが、具体的にはどのように日本の木材を使用し経済的循環を作って行くのでしょうか?
chori_46さん返信が遅くなってしまい申訳ありません! どうやら僕の勘違いだった用です。汗 農林水産省基本データ集の資料が分かりづらかったので。 周囲の大人の方々は、本気で将来僕が林業に携わると思っていないのか、度々悔しい思いをする時もあります。しかし、貴方のような方とこうやって繋がる事が出来ると本当に嬉しい気持ちでいっぱいになります。まだまだ勉強不足ですが、度々質問させて頂きますので宜しく御願いします!
359閲覧
平成24年度の林業白書に国有林と民有林の比較が記載されています(次のサイトの平成24年度林業白書付表「4 我が国の森林資源の現況」をご参照下さい。http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/24hakusyo/pdf/huhyou.pdf)。 国有林対民有林は、面積比で31%対69%、蓄積比で24%対76%です。 直近のデータではなく、平成19年(2007年)3月31日現在の数値ですが、それでもこの数年でこの比が逆転するほど急激な変化があったとは思えません。 面積・蓄積の両面において、そう簡単に国有林を増やしたり(あるいは私有林を減らしたり)することはできませんし、民有林を買い上げて国有林化するという話も聞いたことがありません。 平成21年に打ち出された「森林・林業再生プラン」でもそのような施策はありません。参照データが何か違うのではないでしょうか。 近年の木材自給率の上昇は、絶対的な需要が減り、外材の輸入が減少したため、相対的に国産材の比率があがったものと思われます。 特に製材用の原木でその傾向が顕著です。 上記付表の「33 国産材・外材別の木材需要(供給)量(丸太換算)」をご参照下さい。 平成7年(1995年)と平成23年(2011年)の主要データを比較します(単位立方メートル)。 総需要量 H7:1億1370万 → H23:7440万 製材用 H7:5038万 → H23:2663万 うち国産材 H7:1625万 → H23:1149万 うち外材 H7:3413万 → H23:1514万 パルプ・チップ用 H7:4492万 → H23:3206万 うち国産材 H7:599万 → H23:491万 うち外材 H7:3893万 → H23:2715万 ちなみに住宅着工数は、平成7年(1995年)は年間147万戸であったのに対し、平成23年(2011年)は83万戸と45%ダウンしています(上記付表「1 林業関係基本指標」)。 これが大きな要因だと思います。 なお、森林・林業再生プランでは、原木の搬出にコストがかかっていることを鑑み、路網整備や施業集約化、さらには人材育成により原木を安定供給し、かつ加工流通体制も大規模化効率化することなどにより、結果として木材自給率50%を目指しているようです。 http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/saisei/pdf/saisei-plan-image.pdf なんか、絵に描いた餅のような気がしますが。 話変わって 以前の貴殿の質問と皆様の回答を読みました。 林業に対して興味を持たれている若い世代がいらっしゃることに喜びを覚えます。 勉強されて認識されているとおり、厳しい現実です。 しかし、なくなってしまう産業であるとも思えません。 公共事業的な展開も進んでいくでしょう(森林の水源涵養機能やCO2の固定化機能がもっと評価され、事業費が投下されるべきだと思います)。 一方で、市場経済である以上、より安価な商品を消費者が希望し、それに応えることにより商機をつかもうとする業者が現れることは止むを得ないことであり、外材の輸入をぼやいてもはじまりません。 むしろ、いかに付加価値をつけるか、商品の差別化を図るかの問題ではないでしょうか。 価格だけで勝負するのではなく、品質やオリジナリティを加えて勝負するのです。 そのようにして頑張っている森林組合や林業家がたくさんいます。 大学に進み、視野や見聞を広めることをお勧めします。 一度別の業界で働くのも悪くありません。 それからでも遅くありません。 むしろ違う発想を取り込めてよいこともあります。 実際、都会で異業種を経験してから森林組合などに就職する方も少なくありません。
< 質問に関する求人 >
林業(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る