放射線技師の学校に入ってからの学校生活は、どういう感じになるのでしょうか？忙しですか？就職活動は大変ですか？などなにかあ…

Question

放射線技師の学校に入ってからの学校生活は、どういう感じになるのでしょうか？忙しですか？就職活動は大変ですか？などなにかあればなんでもかまいません。

Answer 1

放射線技師の養成校は簡単に言えば、国家試験を受けるための知識と資格を得るため
の場所です。そのため、国試に受かる実力がないと判断された学生は卒業できません。
国立大でもたまに留年生が出ます。
専門学校に至っては学生の半分が留年するという噂もあります。
毎年、学校別の国試合格率が公表されるため、学校はこの数字に必死になります。
入学レベルの低い学校ほど退学者も多いです。(卒業できずに終わる)

学校によってカリキュラムは多少違いますが、国試の受験資格に必要な93単位は
落とせません。
学年毎に各カリキュラムが組まれているので、その学年で全部取らねばなりません。
へたしたら1単位落としただけで1年留年します。

実験は多いです。もちろんそのレポート提出も多いです。

学校では仕事に必要な知識を学びますが、実践的な技術は学びません。
学生の身分(当然ながら無免許)なので、人体に放射線を照射することが認められて
いません。自動車学校で言えば、学科だけやって、本物の車のステアリングを一度も
握ることなく、免許を取るようなもの。
技師になるにあたって一番辛いのは、就職直後のこの時期。
何も出来ない状態で卒業して、何も出来ないのに給料を貰っている期間。

他の医療職なら無免許でも手伝える仕事があるので、何かしらの経験は備わりますが、
放射線技師に限っては、実習はあっても、何も出来ないのです。(基本的に終始見学)

そうして免許を取って、職場で一から仕事を教わることになります。
つまり、職場の先輩後輩が、そのまま師弟関係になります。
そのため就職(採用)に年齢の要素は大きな比重になります。
年上の後輩に教えたくないからです。
例えば、ある病院で一番若い技師が24歳なら、それより年上の新人は避けられる傾向。
過去の質問を見ると29歳とありますが、32歳卒業では正直、就職は厳しいでしょう。
24歳の先輩が32歳の後輩に「バカヤロウ!」って言いづらいですからね。

あっても、個人病院(多くて技師2～3名)ってところが関の山かなぁ。