音楽療法士になるにあたって どのくらいの音楽技能が 必要なのでしょうか。 現在高２です。 職業名に惹かれて調…

Question

音楽療法士になるにあたって
どのくらいの音楽技能が
必要なのでしょうか。

現在高２です。
職業名に惹かれて調べてみたのですが、やはり大学は音楽科などに入るのが理想なのでしょうか。一応吹奏楽部２年目ですが、
音程の悪さも今ひとつ耳では分かりませんし、譜読みも下手くそだし、楽器の技能も正直そこまで高くありません。
言ってしまえば、吹奏楽部員としての技術力はかなり低いです…

吹奏楽がはじめての音楽なので、ピアノも弾けないし歌に関しても音痴です…

なので音楽科というものには抵抗を感じます。

(因みにまだまだ考え中なので
作業療法士などにも
興味があります。)

このような私でも
音楽療法士を目指すことは
できますか？

Answer 1

元理学療法士です。

勘違いされているかもしれませんが、作業療法士と音楽療法士、同じ分類の職ではありません。

作業療法士はリハビリテーションの国家資格の一つで、リハビリを行うことで診療報酬をえます。保険適用の範囲内なので、いわば公的な職とも言えます。

音楽療法士は詳しくないですが、国家資格でなく学会が認定している程度のものだと思います。もちろん、リハビリテーションには含まれませんし、病院などが音楽療法士を常勤で雇うことはほぼないと思います。音楽療法をおこなっても診療報酬が得られないからです。

私の勤務したところでは、年一回の病院が企画したイベントとかで音楽療法士を招き、歌を歌ったりとかはありましたが…理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が音楽療法を学びそれをリハビリで使うケースは聞いたことがあります。多分音大を出て音楽療法士になっても、それだけで食べていくのは難しいと思います。

リハビリ職なら、言語聴覚士はどうでしょうか？発声の練習の一環とかで音楽を使うことはありますし…

Answer 2

作業療法士です。

楽器や歌が苦手だと言っているご質問者様が音楽療法士のどこに魅力を感じているのか・・というところがよくわからないのですが・・。

音楽療法士のなり方はいろいろあり、大学・短大で音楽療法士要請コースがあるところもありますし、短期間の講座のようなもので音楽療法士の資格を得られるところもあり、そういうところでは音楽大学卒業者はいくつかの試験が免除になったりもするようです。

私自身、作業療法の仕事の中で、音楽療法というものを取り入れていました（といっても本格的なものではなく、簡単な楽器や歌を使った機能訓練です）。
また精神科医の先生で音楽が得意な方は多く音楽療法を取り入れています。
精神科医の先生の治療方法はもちろん、作業療法士の訓練内容も、患者さんの好みに合いそうなもので自分もやってみたいと思う方法を、自分で勉強してどんどん取り入れることができます。
もちろん、音楽療法だけをする、と言うわけにはいきませんが・・、職業として音楽療法をやれる、という意味では精神科医や作業療法士になるのはおすすめです。

病院・施設には、音楽療法だけを専門にされるいわゆる音楽療法士さんを招いてのセッションも週に１回、月に１回などありましたが、音楽療法士さんたちは殆どの場合ボランティアや交通費のみの支給・または１０００円程度の謝礼などで来て下さっていて、音楽療法士として常勤で採用してもらえる可能性はほとんどないという話でした。
皆さん、興味があって、活動されているようで、本職は音楽大学の先生だったり、ご自宅で楽器の個人レッスンをされていたり、専業主婦だったり・・という方ばかりで、音楽療法士として生活をしていくのは難しいことのようでした。

また音楽療法士の養成校・養成コースなどでは、２種類以上の音楽（楽器１つと歌でもOK）ができることが条件になっていたりします。
そんなに高いレベルではなくても良い、とは書いているものの、障害を持った患者さんたちが少しでも声を出されたらそれを聞いて、その音に合わせて歌いながら上手に伴奏したり（それも歌と伴奏に集中するのではなく患者さんの顔を見つめながらです）という様子を見ていると、結構なスキルが必要なように感じます。
また、精神科医にせよ、作業療法士にせよ、そこそこ楽器や歌ができる人が音楽療法を日々取り入れているわけなので、それよりは絶対に高いスキルを持っていないと、わざわざ来てもらう必要がなかったりします。

ただ、ご質問者様の場合、まだ若いですし、今から特訓することも可能ではないでしょうか？

Answer 3

日本音楽療法学会

http://www.jmta.jp/

記載されているので 参考にしてください。