作業療法士の初めての長期実習

Question

作業療法士の初めての長期実習今作業療法士の初めての長期実習に来ています．今は評価計画を立ててきてと言われているのですが､曖昧にはわかるのですが､バイザーの先生から具体的に書いてと言われています．書くことは目的､評価項目､評価手段・方法､評価回数や時間・順序を書くことは分かったのですが､でもいまいち具体的にどのように書けばいいのかがわかりません。どうすればいいのでしょうか？

あと実習についてなのですが､1週間が経過し､ほぼ毎日怒られているではないですが､注意を受けています．このままで大丈夫なのか？落とされるのではないか？と不安なのですが､作業療法士の人の視点からはどうなのでしょうか？

Answer 1

作業療法士です。

実習、お疲れ様です。
頑張っていますね。

私も実習を受けたのはもう10年前になりますが、その後、学生を何人か受け持った経験から・・・。

注意をすることがそのバイザーのスタイルなのであれば、注意されている間はただただ一生懸命頑張ればいいのだと思いますよ。

目の前の患者様のことをとにかく知ろう！とすること。
あなたの単位のための実習ではなく、患者様を知り、実際に評価・治療を行う機会だと思ってください。
担当の患者様とのかかわりは、今後のOT生活の中で何においても思い出すことが多いと思います。
実習生だからできることってたくさんあります。
評価もやってみたい評価もあるでしょうし、治療でやってみたいことも出てくるでしょう。
たとえそれが間違っていたとしても、あなた自身が目的をもって実施してみたいと思ったことは、バイザーに聞いてみてください。
あなたが患者様とのかかわりと大事にする中で、必要だと思ったことはどんどんピックアップしていいと思います。
時間は限られていますから、やれることにも限度があると思いますが、色々と試しているうちに、患者様の状態もわかり、優先順位も分かってくるのではないでしょうか。

バイザーへの報告連絡相談を怠らず、課題の提出期限は必ず守る。
患者様への負担を考えたかかわりをし、この患者様に関しては自分が一番知ってるかもしれない！と思えるほどに興味を持ちましょう。
実習最後には症例発表があるかもしれません。
実習後に学校で症例発表をする機会もあるでしょう。

その時には、あなたの発表でその患者様像が相手に伝わるような発表をしなければなりません。
そこにつながるように、まずは相手を知る。

大きく違ったり、患者様に危険を及ぼしかねないと判断されたら、その時はバイザーが止めるでしょう。

怒られることを恐れずに。
頑張ってくださいね。

Answer 2

お疲れ様です。
大分前に実習を終えたものです（笑）。現在は訪問に出ているので、実習生は最近担当していませんが、ご参考までに。
書き方は、その実習先によって変わりますので、実習全般についてのみですが・・・。

自分しかその人の前にいない。と思うと、変わってきますよ。あなたが、やらなければ患者さんや利用者さんの人生が変わってしまうかもしれないです。なので、私が担当する実習生は基本、「放置」です。

患者さんや利用者さんに興味を持って、実習を行って下さい。社会人として最低限の礼儀を守ってください。これだけです。なので、実習生は心配（怖い？）になるらしいです。

疑問があれば聞くように。聞かないという事は、自分でできているということになるよね？で、この人は、どんな人なの？
と、途中で釘は刺しますが・・・。

長々と書きましたが、要は、本気でその人の事を考えて下さい。知識や技術は後でいくらでも付いてきます。実習で大切なのは、「伸びしろ」と「本気度」です。

たくさん、たくさん患者さんやそのご家族とお話ししてください。
自分の経験や知識の無さが身に沁みます。
それが学習へのエネルギーになります。

例えば、麻痺がある前に、
その人はどんな人生を歩んできて、どんな生活をしていて、どんな事を大切にしていて、ご家族はどんな人で、好きなことはどんなことで、嫌いなことはどんなことで、・・・

で、あなたは、そんな人に対して、どんな生活をして欲しいと考えてるの？その為に、あなたが知らなければいけないことは何があるの？それを知るために評価計画があります。（と、私は教わりましたが、今は分かりませんよ…。）

何はともあれ、今は贅沢な時間です。朝から晩まで一人の患者さんの事だけを考えていられる時間は今だけです。
落とされることを考える前に、もっと考えることがいっぱいありますよ。
それを考えていれば、大丈夫ですよ。

初めてなので、緊張もあると思いますが、まずはきちんとした睡眠と食事です。
体調を整えて、心に残る充実した実習を送れることをお祈りしています。