解決済み
儲かる病院と儲からない病院は、どこが違うのですか? 大学病院や大規模な公的基幹病院は患者でごった返して何時間待ちも 当たり前ですが、大抵は赤字を垂れ流していますよね?開業医の経営するの100床位しか無い零細病院は、それほど流行って いなくても儲かっているように見えます。 この差は何なのですか?
8,825閲覧
1人がこの質問に共感しました
病院経営は儲かりません。 診療報酬設定が激安すぎて、普通に保険診療をやっていれば、患者が裁ききれないほど大量に来たところで、赤字になるのです。 高度医療をやればやるほど、入院患者を抱えれば抱えるほど赤字になる。 大規模病院は、もはや単純な医業で黒字を出すことをあきらめています。 どうやっても黒字化するのは不可能ですので、地域医療の中できちんとした働きを残すことによって、公的資金の注入を受ける道を選ぶしかないのです。 小規模病院は、超赤字部門を縮小し、人員も減らすことによって、かろうじて自転車操業しているのが現状ではないでしょうか? 実際に病院を経営して黒字を出すには、いくつかの条件が必要です。 ○救急科のような不採算部門を持たないこと ○短期間で確実に退院させられる患者のみ受け入れること ○入院中に、高額の診療行為を集中して行うことができること ○激安の保険診療での採算をあきらめ、保険外収入で利益を得ること これらの条件を果たした場合のみ、まともに採算を取ることができます。 眼科病院や整形外科病院で、短期入院→手術→退院の患者を受け入れること 産科病院や美容外科部門で保険外医療行為を行うこと このような場合であれば、利益も出るでしょう。 一般的な総合病院を考えた場合、一番儲けようとすれば、病院を潰すことが確実です。 少なくとも赤字は出なくなる。 この事実があるからこそ、企業病院は各地で手放されているし、自治体病院の廃止論も上がってくるのです。
なるほど:6
< 質問に関する求人 >
経営(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る