現役の開業司法書士です。 1ですが、完全に人によります。 客観的な事実として合格率は3%程度ですが、1・2回程度の受験で合格する人もいれば8年受験して落ち続けている人もいます。 私は4回目で合格しましたが、周りでは2~6回位の受験回数の人が多いですね。 ただ、専業で受験に専念できる人もいれば、仕事をしながら受験している人もいますので、単純な受験回数だけの比較は無意味かも知れません。 勉強量は、休憩時間を除き、毎日5~8時間位は集中して勉強するような感じでした。 勉強しないと決めた日なんかでも、少し空いた時間があると気になってノートや本を見ていました。 試験自体は、95%の実力と5%の運が必要だと考えています。 合格レベルの人はかなり多くいる訳ですが、実際に合格できるのは一握りなので、最後の最後は運だと思います。 私より答練(答案練習会という模試みたいなもの)での成績が良い人でも不合格が続き、結局私が追い越した形になりました。 2法律系の資格ですから基本的には法学部法律学科(私も法学部法律学科卒)となるでしょう。 合格者では法学部の方が多いです。 ですが、経済学部や工学部の方も少数ですが知り合いにはいます。 大学を卒業されていない方も更に少数ですがおられます。 一昔前なら高卒なんかもそれなりに多かったようですが、現在は大卒が主流だと思います。 本気で受験をお考えなら、受験予備校がありますので、そちらで情報収集されるのも良いかと思います。 ただし、予備校は授業料さえ入れば潤いますが、受験する側の目標はあくまでも合格なので、受験予備校の宣伝に踊らされるのだけは気を付けて下さい。 私の感触としては、法学部の授業は無意味だったとは言いませんが、受験はまた別物といった感じで受験予備校を利用していました。 3ですが、司法書士法3条をネットで検索してみて下さい。 従来型の司法書士は不動産登記がメイン業務になります。 不動産の権利関係の公示です。 不動産を買った →→→所有権移転登記で登記の名義人となり、自分が所有者だと公示する。 不動産の所有者が死亡した →→→所有権移転登記で相続人の方に名義を変更する。 お金を貸したので不動産を担保に取った →→→抵当権者として債権額〇万円の担保権が付いていることを公示する。 といった感じですが、少し分かりにくいかも知れませんね。 法人登記の仕事なんかもチョクチョク入ってきます。 これは、会社も出生→状態(役員や資本金など)の変更→死亡(清算解散)といった 自然人と同じような感じに変化しますので、その変化を公示するものです。 生身の人間と異なり、法人は目に見えない存在なので登記制度が非常に重要になってきます。 この分野は最近は行政書士が食い荒らしている感じがしますね。 少し前なら、裁判業務としての債務整理でしょうか。 司法書士は140万以下の裁判での代理(弁護士と似たような仕事)と裁判書類の作成(訴額関係なし)ができます。 その一環として電車やテレビで広告していたような債務整理で〇〇さんが儲けたという話を聞きました。 これなんかは、弁護士さんにすれば司法書士が食い荒らしてると感じているのかも知れませんね。 その他供託や帰化、成年後見なんかも司法書士の仕事です。 最近の資格業界は、他職種の侵食や、弁護士の増員などであまり景気は良くありません。 ですが、真面目にやれば周りが評価をしてくれ、仕事を回してもらえるというのも事実です。 もっと増員になれば私なんかも食えないようになるのかも知れませんが。 しかし、勤務司法書士をしている時は面白くなかったのですが、 開業してからはやりがいのある面白い仕事だと思っています。 ご自身で情報収集してみて面白そうだと思えば頑張って合格して下さい。
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