北洋銀行は元北洋相互銀行が転換した第二地銀、北海道銀行は地銀です。 北海道銀行は北海道の地銀としてはかつてトップでしたが、北海道拓殖銀行が破綻した際に北洋銀行が受け皿になったため、預金高で北洋銀行がトップになりました。 破綻前は、拓銀と北海道銀行の合併話もあったのですが、拓銀のあまりの状況の悪さに道銀がNOを出し、このあとすぐ拓銀は破綻しました。 この時点でのお話をすれば、拓銀は都市銀であるという妙なプライドがあって、リテールの顧客には口座を開いてもてぬぐいのひとつすらくれないというような高飛車なところがあり、道銀はリテールを大切にしていました。 現在は北海道銀行は北陸銀行と同じ持株会社「ほくほくフィナンシャルグループ」の傘下となり、堅実に経営を進めています。 北洋銀行はさいきんようやく拓銀の負の遺産から脱却したようで、ペイジーやジェイデビット、エディなど、中央の銀行ではあたりまえのようなことも対応が始まりましたので、ある意味軌道に乗ってきたのでしょう。同じ第二地銀である元北海道相互銀行→現・札幌銀行とは「札幌北洋ホールディングス」という持株会社を設立し、企業に対しては北洋、リテールには札銀が特化していましたが、平成20年10月14日に合併することになっています。 北洋は元々都市銀行であった拓銀を継承していますので、道内大口企業としては大きいほうの顧客を持っています。旧拓銀行員は破綻した手前旧北洋行員との間に「住友銀行旧平和相互行員粛清事件」のような確執もなく、妙なプライドもどこかへ飛んで行き、平穏に北洋銀行としてやってきていて、今でも北海道のトップバンクです。北海道銀行は拓銀があった時代と変わらず二番手ですが、一時は道銀も危ない時代がありましたが、とにかく堅実路線を歩んできましたし、それでいて新しいことにも進んで手を出してきました。道内経済への関与(フィードバックやシンクタンク)という点ではどちらも甲乙つけがたく寄与しています。 決め手は「一番手か二番手か」というあたりでしょうか。二番手には二番手の仕事のおもしろさがあるでしょうし。
なるほど:11
名前が違います。 コレは重要です。
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