解決済み
富士フィルムの社長さんは、デジタルカメラの台頭にもかかわらず、利益を伸ばし続けさせているそうです。その手法と言うのは、化粧品、「アスタリフト」に代表されるように、フィルムの技術を様々な分野に応用していくことでした。 この方は、東大の経済学部出身で、社長になる前は営業を主にやっていたそうです。 そこで質問があるのですが、文系出身で、営業の社員であったとしても、自社のフィルム技術がどんな分野に応用できるのか分かるものなのでしょうか。 いったん入社してしまえば大学での専門分野に関わらず、積極的に勉強して、ものづくりに直接かかわる部門にも通用するような知識を身に着けてしまう、意欲のある人であるから、逆風に負けず成長していける企業を作れるということなのでしょうか。
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富士フィルムの社長氏の件は全然知りませんでしたので、Wikiで少々勉強させていただきました。 結果としてすぐ思いついた類似の人物が、先ごろ亡くなった元アサヒビールの樋口広太郎氏です。 樋口氏も文系出身で、しかも銀行マンで副頭取まで昇った人物でしたので、アサヒビールの社長就任時にもビールの製造技術には全くの素人だった人です。 そういう樋口氏に課せられた使命は、「天下のキリンビールとの差を縮める」ことでしたが、樋口氏の最初の着眼点は、「ビール業界では、製造職人がビールの味を決めて製造することが不文律であるが、これを「消費者が味を決める」に変えてやろうじゃないか」というものでした。 果たして技術陣に命じて作らせた結果が、いまビール界では定番中の定番ブランド「スーパードライ」で、この一品だけでアサヒは天下のキリンとシェアナンバー1を常時争うところまで来たわけです。 富士の古森氏の場合も、会社の生き残り事情の背景は全く異なるにしても、会社の体制が洗練成熟しているから応用が利かなくて仕方がないという消極的発想ではなく、逆に新興のベンチャー企業と同じように「無限の可能性」を技術陣に問いかけ続け、そのことで成果を挙げている人物だという印象です。 樋口氏も古森氏も、自分が技術陣の先頭に立って率いるというわけでなく、むしろ技術に関しては素人だから専門畑に任せきる代わり、そのぶん営業時代に培ったユーザー目線で「これはいけるorいけない」の識別眼のみ光らせた、と解釈したいですね。 企業のトップクラスは、トップクラス同士でのお付き合いで修得した知識を自社の経営に活かす面があります。「ヒントをもらい役立てる」わけで、対内的な勉強はもちろんのこと、対外的な情報収集から感性を磨いていける人が会社をいきいきさせる好例だとも思いました・・・
そもそも、富士フィルムの名前のとおり、 カメラのフィルムを扱っていたのだと思いますが、 だんだんデジカメへとカメラ業界が移行したことにより、 カメラフィルムのニーズが減り、 そのかわりにデジカメのレンズの開発とかもやっていたと思います。 また、その延長上に、医療機器のカメラ(胃カメラ)、 レントゲンのフィルム等、実は、幅広いですよね。
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