日商簿記を受験しようと思っているのですが

Question

日商簿記を受験しようと思っているのですが現在建設業経理士検定１級の財務諸表（原価計算、財務分析は取得済）を勉強しています。
どうせなら日商簿記も並行できればと思って受験しようと思っているのですが
日商の会計学などは建設業の財務諸表と似ている面はあるでしょうか？

Answer 1

日商１級、建設業経理士１級ともに合格しているものです。

日商１級の商簿・会計学の試験範囲と、建設業経理士の試験範囲は、ほとんど同じですが、
建設業経理士の試験問題はかなりパターン化されていて、どこを勉強していればいいかが過去問を何年分かやれば、
容易に掴めます。
逆に日商１級の場合は、過去問は重要ですが、どこがでるかというのは全く予想もつきません。

日商１級の会計学は、どちらかというと理論を理解した上での計算力が問われます。
理論の記述だったら、全経上級の方が難しいでしょう。

建設業経理士のほうは、問題１は論述問題ですが、日商１級の会計学に論述があっても、２５０字とかの長文はないと考えられます。ただ、あることに対して、簡潔に要点をついて述べる必要があるので、ほんとうに理解していないと点がもらえないでしょう。

建設業経理士の論述は、２００字とかあるので、ともかく思いつくワードを書いていれば、部分点は十分狙えますね。
正直、あそこをちゃんと採点しているのか、大いに疑問です。私が財務諸表を合格した時は、ほとんど書けなかったんですから・・・

難易度で双方を比較すると、建設業経理士１級の財務諸表は、日商の商簿・会計への１ステップという位置づけじゃないかと思います。

日商１級でも、工事契約の会計処理、工事損失引当金などの論点も出題可能性は十分あります。建設業経理士試験で慣れておけば、それらの論点が得点源となり、有利にもなるでしょう。

日商１級は範囲が広すぎるので、運の要素もおおきく影響する試験といえます。
コンスタントに合格できる人間は、そうとうな会計レベルがあります。

ちなみに、日商１級の工簿・原価計算は、建設業経理士１級の原価計算では比較にならないくらい難しいです。

Answer 2

日商1級学習してました
合格はしてませんが建設業経理士の財務諸表についてごく一部の論点を除きほぼ知ってる内容です
日商1級の会計学の理論対策以外にも知ってないと問題が解けないレベルのものが建設業経理士ではでます

私のように日商1級を取得してない(だいたい6割くらいの正解率)ものでも建設業経理士の財務諸表は1週間程度の勉強(出題傾向になれる)で合格できます
建設業経理士のテキストを買いましたがほぼ知ってるので使いませんでした

範囲的には似ている論点も多いかもしれませんがレベルが違い過ぎます
日商1級は落とす試験、建設業は受からす試験です

おそらく建設業で財務諸表をやっても日商1級ではあまり役に立ちません。全ての論点を深く勉強しなおさないといけません

日商1級をやるなら平行して勉強せずまずは日商1級に専念してそれから建設業を受けたらいいと思います
日商1級を受けるたあとで建設業を勉強しても十分に間に合います
建設業は片手間でできても日商1級は専念してやらないと無理ですよ

Answer 3

範囲的にはほとんど被ってはいます。

しかし、建設業経理士の財務諸表の計算問題は、日商簿記でいうと
単元別答練ぐらいのレベルです。
（日商簿記1級を取得してから建設業経理士の学習をしましたが、
かなり簡単に感じました）
要するに日商簿記検定で合格できるレベルに達するには、更に高い
ハードルを越えないといけないということです。
建設業経理士の財務諸表は勉強すれば確実に合格できますが、
日商簿記1級は合格できる保証はありません。
私の知り合いでかれこれ10年ぐらい受け続けても合格できなかった
人がいました。