医師や看護士にとって患者はお客様でしょうか。

Question

医師や看護士にとって患者はお客様でしょうか。

Answer 1

「お客様」ではありません。
顧客がお客様として扱われる要件は、サービス提供者が「自らの意思」で顧客に向け、サービスを売却するビジネスモデルが存在しなければなりません。
現行の医療制度では、この医療機関の自由意志が認められていません。

医療行為の代金は、公定価格であり、サービス提供側が自らの意思でサービスの対価を決定できません。
医療機関は、公定価格が不当に安いと思う金額があっても、その金額でサービスを提供する必要があります。

応召義務により、医療機関は、患者の受診希望を断ることができません。
契約が成り立たない患者であっても、サービスの提供が義務付けられています。

医療機関へはこれらの規制がありますので、医療行為はあくまでも「社会保障」と位置付けられるものであり、「サービス業」とは言えません。
社会保障では、患者は患者です。
お客様ではありません。

逆にサービスの対価が医療機関側で決定可能で、医療機関側からのサービス拒否権も持つ、保険外での健康診断を行う場合などは、同じ患者でも、お客様として扱われます。

Answer 2

形は違えど商売ですからねぇ。ただ、『一人でも多くの人の手助けがしたい』と純粋に医療まっしぐらなドクターだったら、患者さんと捉えているかも知れませんが、実体験で腰痛の検査しに行った時に『骨に異常無いですねぇ。湿布出しときますんで』みたいな時には『ごちそうさ～ん』と思って点数稼ぎしているお医者も居るかも。。
コレも実体験で病院の自動ドアの足マットに『ありがとうございました』って書いてる時は『あぁ本音だなｗ』と思いました。