【パート契約】問題児だけが契約更新できる場合。

Question

【パート契約】問題児だけが契約更新できる場合。＊カテゴリを間違えたので改めて質問します。

パート契約の更新が近づいてきました。

大規模なスーパーの傘下です。
私の売り場もなくなります。

先日、上司が、私と同じ売り場のパートに注意しました。休みがちで仕事もだらしないのでそのことでした。

そして、そのパートの親が職場に来て、その上司にそれはパワハラにあたると言って
何時間も怒鳴り散らして、色々と約束させられたそうです。
内容は一部伏せますが、同じ売り場の私たちの名前を引き合いに出して文句を言ったり、
売り場移動は本人が望む売り場でさせること、土曜を毎週休ませることなどで、謝罪文と土下座を要求したそうです。
また、その中に約束事に 「次の契約更新を絶対に継続させること」 がありました。

保身のためか上司や支店の人事は本店には言っていないと思います。
呆れたことに裁判沙汰になりかねないのを恐れたのか、当支店はすべての要求をのんだと聞きました。

売り場は同じなので、些細なことでも問題視されて親が出てこられたらと思い、売り場のスタッフは仕事の上で精神的に参っています。

この場合、今の売り場がなくなって、その問題児だけが契約を更新された場合、とても腑に落ちません。
そうなった場合、私たちも契約継続に持っていけませんか？また、何らかの対応策はありませんか？

Answer 1

近年、セクハラだとかパワハラと言った言葉が俎上に上がります。
ちょっと砕けた言い方だと、セクハラにせよパワハラにせよ、相手を不快にさせてはいけないということになるのでしょうが、これを逆手に取ったような事例が多くなっています。
私の勤務先での話で、社員旅行の宴会の際に「最近、セクハラとかがうるさくなってからは、社内結婚が全然無くなったなぁ。どっちがいいのかは分からないけど、社内結婚が有った時代はもっとファミリー的な雰囲気があったし、今は自立した人が多くなっている」というような取締役のスピーチが有ったのですが、後にこれは「セクハラ」とヤリ玉に挙げられます。

この時の動きに何の意図が有ったかは別として、今般のご指摘では、近年よく言われるモンスターペアレントの様相を感じてしまいます。

労働法規では使用者と労働者を対等のものとし、労働者保護は厳しく義務付けられていますが、正当な理由による解雇も認められています。言い方は悪いけど「声の大きい方が勝つ」というのもまた事実です。

パワハラだと叫ばれれば適切な対応を取らなければなりません。また小売のような地域密着の業種では、従業員もまた地域の人たちであり、同業他社との競争なども有って「もめたくない」という心理が働くのも仕方のない事でしょう。

でも文面から判断すると「明らかに行き過ぎ」です。仕事が出来る出来ないは別として、特定の個人に対する不当な便宜供与は全体の士気にも関わる問題です。業務上の指導を上長が行うのは当然であり、それでもなお改善の見込みがないと判断されれば解雇も認められます。

以外にこれが難しいのですが、指導をした内容を文章として証拠化し、日付などを明らかにすることです。相手方が怒鳴り込んできても当人以外は無関係の第三者（従業員が成年の場合）ですので相手にする必要は有りません。賃金を本人以外には渡せないのと同じ理由です。

パートという雇用体系なら時給いくらという契約でしょうから、評価という側面とは無関係でしょうが、明らかに問題が有る人の契約が継続され、他の方が雇止めというのは納得できないでしょう。こうした問題は労基でも及び腰ですし、結局頼りになるのは仲間や上司です。みんなで結束することが第一歩で、法的な手段や関係官庁も含めて個人より団体の方が有利です。