解決済み
五十貨店、三十貨店とはどういう意味なのでしょうか。 百貨店との違いも一緒に説明して頂きたいです。 よろしくお願いします。
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五十貨店、三十貨店というのは、10年ちょっと前に 百貨店業界内で結構もてはやされた言葉でして…、 食料品、婦人洋品、婦人服、紳士服・紳士洋品、子供服、 家具・家庭洋品、家電、玩具・文具、書籍・CD、印鑑・印刷と、 世の中の百貨と呼ばれるすべての物を扱おうとすると、 ノウハウや収益性が中途半端になって、 ・結局お客様が本当に欲しいものを品揃えできない ・結局どこの商品群でも利益が出ない と、なってしまうので、百貨店を五十貨店ぐらいにして、 得意な部分の商品をより深く品揃えして、しっかりお客様の ご要望にお応えしたほうが、収益も上がるのではないか。 という考え方がよく語られていました。 実際に、家電量販店など、ある商品群に特化した「カテゴリーキラー」 と呼ばれる専門店が台頭した時期であり、専門店が得意とする 商品群がどんどん百貨店から切り捨てられていきました。 2行に分けて書いた百貨店の取扱い商品のうち、 下段をちゃんと扱っている店は本当に少なくなりました。 でも、ここ5~10年ぐらいは大型ショッピングセンターの台頭で 上段の商品も危なくなってきました。 百貨店が百貨店である理由は「百貨があること」 食料品と婦人衣料品しかない店を百貨店と呼んでよいのでしょうか。 確かに百貨店は何かを切り捨てることで生き延びてきました。 『選択と集中』という手法です。五十貨店になることで生き延びて来たわけです。 でも五十貨店になると、さらに選択と集中で三十貨店…、とどんどん 扱い品目を減らしていき、最後はどうなるのでしょうか…。 私は、その結末を見ることなく、百貨店業界を去った 某百貨店の元社員です。 もし百貨店業界を志望されているのでしたら、 上記のような理由でオススメはしません。
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