解決済み
ジャスト・イン・タイム生産方式の欠点在庫をなるべく持たず、必要な部品を必要な時にというジャストインタイム方式。 一見合理的に見えますが、このシステムを正しく回していくには下請け企業の並々ならぬ 努力が必要です。 言ってみれば頂点に立つ大企業のJITの要求(わがまま?)を満たすがために その下請け企業が在庫調整、設計変更調整、などなどに忙殺されているのが現状ではないでしょうか? また東北大震災で露呈、とういか分かり切ってたと思いますが、JITシステムの弱さが浮き彫りになりました。 さて質問です。 本当にJITシステムは優れているのでしょうか? キチキチで回すことが本当に優れたシステムと言えるのでしょうか? 生産・物流現場を知ってる人に聞いてみたい質問です。 よろしくお願い致します。
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貴方は、コストのことを考えていますか? もし、在庫を多く持つと、不良在庫のコストやそれに絡む金利、そのための倉庫やそれを管理するシステムや人材。 莫大なコストが掛かり、末端価格の上昇が起きると思いませんか? そうすれば、物が売れなくなり、それは、生産に響き、最悪、下請け会社に広がって、下請け会社の倒産に結びつきます。 なので、生産管理を行ううえでは、必要かもしれませんね。 家庭でいえば、今すぐに食べない食品でも、何かあると困るので、常に多くの食品を抱えて、廃棄ロスを増やし、損をした。 安いので、いろいろ買ったが、着る服がなかった。
なるほど:2
>本当にJITシステムは優れているのでしょうか? ビジネスモデルによる。 例として、DELとHPにおけるビジネス用PCの受注生産をあげてみると ■ DEL ・海外でJITシステムに低コストで製造。 ・納期がかかる(最短10営業日以上) ・低価格 ■ HP ・日本国内で製造 ・部品の在庫があるので短納期(5営業日以内) ・割高 どちらも、儲かっていますから 納期優先と価格優先の両方の市場があるということです。 特に製造ラインの装置の場合、故障してラインが停止すると 時間あたり数十万円から数億円の損失が発生します。 そのため一秒でも早い納品が求められるので 装置メーカーはかなりの量の余剰在庫を持っています。 したがって、その分割高になりますが 「納期も品質」 と考える顧客も多いので、JITではない製造業も成立するのです。
なるほど:2
当方、物流業従事者です。 A(原料提供企業)・B(商品の生産兼商品保管企業)として、ご説明させて頂きます。 このシステムを用いる事によって、Bの商品生産の企業は在庫調整・原料が少なくなって来た時に発注と、色々悩まされる部分もあるのは事実です。 ですが、A企業の視点から考えますと、BがAの原料の在庫を抱える事によって、Bから保管料(保管するだけで発生する料金)や入出荷料(Bの作業員が倉庫から入出荷する際に発生する料金)が発生してきます。 ので、A企業とすると、その経費を少しでも抑える為、また、A→Bに運搬する際に発生する運搬費や人件費の経費の部分で最小限に抑える為にも、JITシステムは企業にとっては凄く軽費削減に繋がるシステムと考えられるので、最近の生産物流によく見られる傾向と言えます。 また、東北の震災で入荷しにくい部分につきましては、在庫が減るのを見越して、在庫を抱えている状態でどこよりも早く発注する企業もあるようです。 失礼しました。
なるほど:2
こんにちは 質問者さんの言われる事にも一理ありますね。 JITを回すには、現場の方の努力が無ければ運用できないでしょう。 でも、何故JITがこれだけ必要とされてきたのかと言うと、それは現場の自立神経の役割があるからです。 JITの考えが世に出る前は、会社の管理者(たいていは偉い人)が在庫管理(仕掛管理)をし、支持をして物を動かしていました。 しかし、それでは人の判断なので偏りもありますし、工場が大きくなればなるほど見落としも発生しています。 そこで、管理者が判断するだけではなく、現場で判断できるように考えられたのがJITの始まりです。 一般的に現場が判断を許されることはありません。 しかし、JITにより判断ルールが出来たため、現場でも在庫管理が出来るようになりました。 「JIT=現場の自律神経」です 質問者さんは、現場の方か、管理される方でも現場に強い思いを持たれている方だと感じます。 その考えは突き詰めてお考えください。 その事で、ITの良いところと改善すべき点が見えてきます。 そして、質問者さんが責任あるお立場に成られた時に役に立ちます。 これからも、頑張ってください。
なるほど:1
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