まず、JR各社・大手私鉄等の鉄道会社の採用には、俗に言う「総合職」と「現業職」というものがあります。元々、大学卒業予定者は総合職にしか応募できなかったのですが、7-8年位前からJR各社(特にJR東日本)で、大学卒業予定者にもそれまでは専門学校卒・高校卒が採用の主流であった現業職への門徒を開いたといった格好です。鉄道事業はサービス業であるということもあるでしょうし、大卒という意味合いも変化していますので、大卒者が高卒者の領域の仕事に進出しているということでしょう。それまでは、現業職、つまり、車掌、駅員、運転士、車両・設備・線路の保全・保守といった現場の仕事は、専門卒・高卒が採用の中心だったわけです。 総合職というのは、将来、会社の経営基幹に携わっていくような人材を採用して、職務に就かせていきます。事務職であれば、20代の若い時には、車掌や駅員の職種に就いて鉄道現場を経験する人も多いですが、その後は、本社の企画部門や労務管理部門やビル開発部門や旅行・サービス部門といった部署で事務職・営業職に就いていくようです。技術職だと、若い頃には、車両・設備・線路の保全・保守の職務にも就きますが、その後は、エンジニアとして現場のマネージャー的職務や管制室や情報システムといった職務に就くようです。運転士になる人もいるようですが、それは生涯運転士ということではなくて、ジョブローテーションの延長としてのものだと思います。 総合職は大学卒以上が採用条件になります。出身大学としては、東大を始めとした難関国公立大学+早大・慶大レベルが中心になるでしょう。もちろん人気企業ですからね。一方、現業職となると、大卒者の出身大学としては、関東地区の大学でいうと、日本大・東洋大・駒澤大・専修大クラスの大学をピークに難易度的にその前後の大学がメインのようです。明治・中央・法政あたりから、東京経済・亜細亜・神奈川・東海・立正といった中堅大クラスが主流のようです。 ちなみに、鉄道に関する勉強が出来る主な学校としては、東京交通短期大学と東京観光専門学校あたりが有名な学校のようです。私はその道の専門家でないので、教育内等等については詳しく分からないけど、もし、貴方が将来は絶対にJR東日本の運転士になりたいという強い志があるのであれば、これら学校に行った方が、その道への近道となるでしょう。検討してみてはいかがでしょう?! --------------------------- 上に書いたことは、私鉄の場合も殆ど同じ感じでだろうね。 べつに総合職で働こうと思っているのでなければ、現業部門を目指す同じ年の高校卒業予定の人たちと入社試験を受験するわけだから。東大・東工大や早稲田大・慶応大出身の人たちと同じ入社試験を受ける訳ではないし、入社後の職務も若い頃は現場の業務を経験していくということでは同じ職務をおこなうことはあるけど、徐々に職務が違ってくるからね。 ちなみに高校卒の場合、前提として企業から高校に“求人”が来ていないと受験することができないからね。それも受験できるのは原則一社ずつじゃないかな(大学生みたいに何社も並行して就職活動をするわけではないので)。 なので、先ずはきみの学校に希望とする鉄道会社から求人が来ているかどうかです。昨年度の求人が来ているのか、進路指導の先生に聞いてみたらいいと思うよ。あと、普通科は難しいんじゃないかな・・工業高校なんかに求人出していることが多いんじゃないかと思う。昔からの繋がりで。 あとは、上に書いたような専門学校に進学するのも、鉄道会社への就職&運転士の道への近道かもよ。
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