特別支援学校で勤務する場合に必要な教員免許状については、他の方が書いている通りです。ただし、実際には「例外」がかなり多いのが実情です。 まず、採用の段階です。特別支援学校教諭免許状(特支免許)がなくても、小中高いずれかの教員免許だけで特別支援学校教員採用試験を受験できる自治体が全体の半数程度あります。受験予定の自治体の教育委員会のホームページなどで調べてみてください。 自治体にもよりますが、全国的に特別支援学校の児童生徒数は増加傾向にある一方で、教員の大量退職によって特支の教員は不足気味です。小中学校や高等学校(いわゆる普通学校)に採用されても、特支への異動希望を出せば異動できる可能性があります。 つぎに勤務の段階です。特別支援学校では学校間の異動のほかに、学校内で他学部に異動することも多くあります。高校免+特支免しかない教員が小学部で勤務する場合、小学校教諭の臨時免許を出して対応します。また、中高の教員免許は教科別ですが、特支では免許教科以外を担任することも普通に行われています。とくに知的障害支援学校では社会や理科の授業は障害の程度が軽いクラスでしか行いませんので、社会や理科の教員であっても国語や数学を担任することがよく見られます。 特支免許について。教員として3年以上の経験を積み、大学や免許法認定講習(大学や教委が実施する現職教員向けの講習)で最低6単位を修得すれば、特支2種免が取得できます。前述した、普通学校から特支への異動を目指す場合、特支2種免を取得しておけば、実現の可能性は高くなります。 保育士の資格を取っても、教員採用試験合格を目指すにあたって有利にも不利にもなりませんから、保育士になりたいのでなければ取る必要はないでしょう。 要するに特別支援学校の教員になりたい場合、無理をして大学を受けなおしたり、卒業後に通信制で特支免許を取ったりしなくても、希望を実現する方法があるということです。 (ym9n_tkyさんへ)
なるほど:2
>私の大学では、高校と中学の教員免許は取得できますが、特別教育教論の免許は取れません。 >小学校の免許も無理です。その場合、特別支援学校で働くことは不可能なのでしょうか。 文部科学省は、 「特別支援学校教諭免許は、幼小中高どれかの教員免許とセットで取得すること」 としています。 そのため、 (例) ・特別支援学校幼稚部の教員として働きたい→幼稚園免許+特別支援学校免許が必要 ・特別支援学校小学部の教員として働きたい→小学校免許+特別支援学校免許が必要 ・特別支援学校中学部の理科の教員として働きたい→中学理科免許+特別支援学校免許が必要 ・特別支援学校高等部の家庭科の教員として働きたい→高校家庭科免許+特別支援学校免許が必要 ※例えば、 ・幼稚園免許、小学校免許、特別支援学校免許の3つしか持っていない人が、 特別支援学校高等部の教員として働く というのは不可能。 ・中学数学免許、高校数学免許、特別支援学校免許の3つしか持っていない人が、 特別支援学校小学部の教員として働く というのは不可能。 ※ただし、東京都のように、 例えば、高校免許は持っているが、特別支援学校免許を持っていない人でも、 特別支援学校高等部の教員として働くことを特別に許可するから、 働きながら、通信制大学などで勉強し、特別支援学校免許を取得しなさい ・・・としている都道府県もあります。 ☆→つまり、質問者さんが、 「特別支援学校のうち、どこで働きたいのか?」 「もし、例えば、特別支援学校中学部、あるいは、高等部で働きたいのなら、どの教科を教えたいのか?」 ・・・ということをよく考えて、決めて下さいね☆ >通信で保育士の免許をとることも考えています・・・ 保育士の資格があっても、幼小中高のどれかの教員免許がなければ、特別支援学校の教論にはなれませんが・・。
教員免許取得後に大学に編入して取る方法もありますよ。
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