解決済み
「翻訳」という仕事についてご質問です。 私は30歳代前半で、今はとあるスーパーとコンビニの掛け持ちでフリーターとして働いています。 留学経験があり、英語を使った仕事、特に翻訳に興味があります。 自営でされている方が多いようですが、具体的にどのような手順、または資格の取得が有効なのでしょうか? 就職難の今の時代、派遣ですら職務経験や最低限のパソコンスキル(※私は簡単なエクセル操作ぐらいが可能なレベル)は必要のようですし、自分の年齢も考慮すると「無謀」なのは十分承知しております。 スーパーのほうでは「あと2~3年頑張れば正社員の道も夢ではない」との上司の言葉もありますが、現実に正社員への道は狭き門であり、そこだけに依存するのも不安ですし、英語の勉強は好きで、欲を言えば、ただの「趣味」で終わらせたくないという気持ちがあり「目指すだけでも…」という思いで質問させていただきました。 現役の翻訳家の方、または以前活躍された方や挑戦された方からの回答を希望致します。 宜しくお願い致します。
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私自身は翻訳家ではありませんが、英語の著書をいくつか翻訳した経験があります。また知人には通訳がおります。 翻訳業の場合、軽い小説のような翻訳はあまり仕事は無くて(あっても依頼されるのは名の知れた人に限定されるので、下訳のようなバイト作業が大部分)、実際に仕事として多いのは専門分野の文書(契約書だったりマニュアルだったり)の翻訳作業(日→英、英→日の両方)なのだそうです。 その上で、そうした文書を翻訳して分かることは、翻訳(や通訳)という仕事は一般的に英語ができるだけでは「できない」ということです。一般的な英文程度でしたらわざわざ金を払って翻訳を依頼しなくても、自力でできる人はいくらでもいます。 素人考えですが、どうも条件としては2つあるようです。 まず、翻訳を依頼しなければならないような文書(著作)というのは、その分野についてかなり専門的な知識が必要な文書だということです。例えば、IT関係の論文と教育学の論文では、同じconstitutionやprotocolという単語でも使われ方も意味も全く違います。同時に、それぞれの分野で定式化された訳語というものもあります。そうした知識に精通していなければ、現実には何が何だか理解できません。これは(おそらく)契約書や貿易関係の書類などでも同じことでしょう。 ちなみに私も専門領域の英語論文ならほぼ理解できる自信はありますが、他分野の論文を読んでもチンプンカンプンです。 知人の通訳も同じことを言っていました。彼はアメリカの大学院留学組で向こうで生物のPh.Dを取得しています。そのくらいの知識がないと理系(医学・建築など)の通訳はできないのだそうです。つまり、今は翻訳(や通訳)も専門分野ごとに仕事が分化されているということなのでしょう。 さてそこで、質問者さんの英語【以外】の知識がどの分野でどの程度か、ということです。 次は、日本語の文章表現力やスタイルの問題です。小説などの場合には、日本語のニュアンスを生かした大胆な意訳が好まれることもあるでしょうが、たいていの文章は正確でしかも分かり易い日本語にしなければなりません。またそれぞれの文書(特に契約書や論文など)には、独自の形式もあるはずです。こうした文章のスタイルの習得には訓練が必要で、英語ができればできるということではないと考えます。 以上の現実を知った上で、実際には日本には翻訳のための公式の資格はなく(北米にはあります)、「私は翻訳者です」と言えばそうなるらしいです。翻訳者のための派遣会社も大都市にはありますので、そうしたところに登録をすれば収入はともかく仕事はもらえるという話を聞いたことがあります。後は、あなたの実力次第でしょう。
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