医療関係の仕事に従事している者です。 質問の内容もストレートですし、わかりやすくお答えできればと思い、以下、参考にして下さい。 まず、看護師の業務に就くためには、看護師の資格を取得しなければいけません。 誰でも、無資格でもなれる仕事ではないので、一定の資格取得の為の単位を取得し、また実習を行った上で、「看護師になる為の国家資格の受験資格」を取得しなければなりません。 この為には専門の学校に通う事になります。そして、国家資格の取得の為の「試験」に合格した上で看護師免許が取得出来ます。 ここから、看護師になる為の第一歩が踏めるという事になります。 (余談:この他に働きながら看護師の資格を取れる准看護師という資格もありますが、近年は正看護師の割合は増えています。従って専門の学校から、正看護師の資格を取り、医療の世界に踏み入れるケースが今は主です) ちなみに、この看護師の免許の事を「業務独占資格」といいます。先述したように、この資格を有した者しか看護業務に就く事が出来ません。同様の業務独占資格として、医師、弁護士、司法書士等があります。 さて、次に看護師の仕事内容です。ざっくりとはなりますが、ご説明します。 ①検診等の医療的アプローチ ②患者様への身体的・精神的ケア ③患者様の情報管理(カルテへの記録) ④医師への情報提供 ①ですが、看護師における一番大事な業務内容です。 質問者さんは血圧を計ってもらった事はありますか? このような検診や検査を行います。体温を測ったり、脈を計ったり、入院患者様であれば、服薬の管理をしたり…書き出したらキリがない位多岐に渡ります。 (専門的な言葉を使います→検診、検温、問診、薬の管理、医師に変わる服薬する薬等の説明…等です) ☆また、入院病棟や、外来専門で関わる業務はかなり変わります。そして、耳鼻科や、皮膚科、内科等、聞いた事があるかと思いますが、専門の科でもかなり変わります。 ②ですが、病院により、看護助手と呼ばれる人、介護スタッフと言われる人が中心に実施しますが、看護師も対応します。 食事の介助や、衣服の着脱の介助、入浴ケアなどです。主に入院病棟で実施されます。 そして大事なのが体位交換です。床ずれって聞いた事ありますか?いわゆる褥瘡(じょくそう)の予防の為、体が不自由な患者様の寝ている患者様の向きを変えてあげたりします。 入浴介助においては、皮膚や体調の異常などを専門的視点で調子など見れるのでこれも大事です。 そして精神的ケアは、いわゆるコミュニケーションです。不安になっている患者様と時間の許す限り話をしたりして不安軽減を計ったりします。 ③は、情報の管理ですが、これも大事ですよ。治療方針を決めていくにおいて、日々の検診等の情報や、体調の状態、急な体調変化などあった場合、記録は必ず追って確認しますから必要な業務です。 いわゆる「カルテ」ですね。 また、カルテは看護師以外にも、医師はもちろん、その治療に携わる人も確認をします。体調や症状は常に変化しますから、落ち着いている状態が長くとも、どれ位安定していたのか、どの時点から変化が現れたのかを確認する物にもなるので、どこの病院も実施している事ですね。当然、医師もカルテに処置等の記録をします。病院は医師を中心に「専門家がチームを作り治療をする」場なので、カルテ・記録が軸になるとも言えます。 治療の「方針」が決まる訳ですからね。 ④ ①で述べたように、看護師は、検温や血圧、脈拍測定等を実施します。このデーターを医者に伝達した上で、医師は診察をし、処置や治療を行います。また再度必要に応じ、別の検査や検診を看護師に指示をしたりします。(点滴などですね) 以上、なるべくわかりやすくなるよう、噛み砕いて説明しました。大変な仕事ですが、私はやりがいをもってこの医療業界に身をおいています。参考になれば幸いです。
なるほど:2
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