来年度から労働基準監督官、裁判所事務官2種ともに試験制度が新しくなる(詳細は以下のHP参照)ところですが、大部分は従来のものの踏襲であろうと推察されますので、本年度までの各試験の内容を参考に回答させていただきます。 【労働基準監督官について、人事院公表「新たな採用試験の具体的な内容」】 http://www.jinji.go.jp/saiyo/gutaitekinanaiyou.pdf 【裁判所事務官について、最高裁公表「新たな裁判所職員採用試験の具体的な内容」】 http://www.courts.go.jp/saiyo/h24_siken/pdf/11_05_20_siken_naiyou.pdf >>とっておいた方が面接の時なんかに有利になる資格などあれば教えてください 労働基準監督官の場合、そもそも面接カードに保有資格を記入する欄がないので、アピールするタイミングがなく、あまり資格は意味をなさないところです。 一方、裁判所事務官2種(来年度からの裁判所職員一般職大卒程度)においては、面接時に提出する「勤務希望地等調査票」に「資格・免許等」の欄があります。 ここでは、「ア 自動車運転に関する資格」「イ 外国語に関する資格(英検、TOEIC、TOEFLなど)」「ウ パソコンに関する技能」「エ その他(教員免許・簿記等)」の記入欄がありますので、これらに記入できるのなら多少のプラス評価も期待できるところでしょう。 ただ、ここに資格をほとんど書けていなかった受験者でも、最終的に合格者名簿の上位で最終合格している人もいるので、いまいちこの資格欄の評価基準は曖昧です(そもそも評価対象でない可能性もあります)。 が、やはりアピールの面で、外国語やパソコンなどに関する資格を持っていて損はないと思われます。 >>試験までに勉強以外でやっておいた方がいいことやスキルなどあれば教えてください 主に面接対策について述べます。 労働基準監督官についてですが、まずは労働現場というのを自ら経験して知っておくことでしょう。 すでに正社員やアルバイトとして経験されているかもしれませんが、その場合は、その経験を通しての労働問題(問題だけでなく、例えば、使用者が法令を漏れなく遵守していたおかげで職場の雰囲気が良好で生産性が高かった、などの良い点も含めて)を整理しておくべきでしょう。 やはりこの職の性質上、面接の応答については労働経験とできるだけ結び付けたいところですので、実体験を今のうち整理し、面接に生かせるようにしておくべきです。 また、この職の実情を知っておくことも結構重要だと思われます。 労働基準監督官は、その名のとおり、労働現場の秩序を法に照らして監督する立場にあり、その分、労使の諍いや凄惨な労働災害現場に赴き、進んでいやなものを見なければなりません。 相当のメンタルの強さを要求されます。 ですから、現場で働く労働基準監督官の生の声を聞き、この職の実情を知るために、労働基準監督署や労働局に直に赴き、是非とも現職の労働基準監督官の方のお話を聞いてみるべきでしょう。 次に、裁判所事務官についてですが、まずは裁判傍聴に多く行っておくべきでしょう。 面接でストレートに「裁判傍聴に行ったことがあるか」と訊かれることもありますし、また、志望動機に裁判傍聴を絡めて述べることで志望動機の説得力が増します。 また、裁判所事務官の面接では基本的に「集団の中でのあなたのあり方」について訊かれますので、アルバイトやボランティア活動などの集団活動に参加し、その中での自分のポジション(リーダーシップ、バックアップ)を見極めることも必須事項と言えるでしょう。 なお、裁判所職員採用に関しては、高裁単位で説明会が開催されるところですので、それへ出席し、具体的な仕事内容を確認してみてもよいかもしれません(説明会案内については以下のHPでご確認ください)。 http://www.courts.go.jp/saiyo/saiyousetumeikai.html
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