よく臨床心理士は給料が低いと言われますが、それは何故なのでしょうか？ 私は仕事の認知度に問題があると思って…

Question

よく臨床心理士は給料が低いと言われますが、それは何故なのでしょうか？

私は仕事の認知度に問題があると思っていたのですが、臨床心理士は人気がある職業だと聞いていますし…

実際には何か問題があるのでしょうか？

Answer 1

一番は国家資格でないことです。まだ心理の国家資格はありません。
そうなると他の職員より待遇は落ちることになります。たとえば国家資格の看護師とかより。
あと、正職員でなく、非常勤が多い。週４日未満の非常勤だと社会保険とかもない。ボーナスは勿論ない。最悪、交通費も出ない。

教育でも同じで先生は公務員でボーナスがありますが、スクールカウンセラーは非常勤で時給は高いけど、年収は低いです。
年金も自分払いです。
これは文部科学省が予算をとってカウンセラーを正職員にできなかった事情があります。週１・２回勤務で何が出来るんだ。
文部科学省は教員の予算をとるので精一杯でそこまで要求できません。力が弱いので。

例外は公務員の心理職です。普通の公務員の給与かそれ以上の給与があります。

長年、資格に関して学会間で対立があり、統一資格ができませんでした。臨床心理士はあるひとつの協会が認定していて、他の学会は勝手になにしているんだ、という感じでした。さらに救いがないのは、その他の学会がそれぞれ資格を作り出し認定し始めたので資格乱立を招いたのです。
最近ようやく学会間で話がつき、国に協働で統一資格の請願を出しました。
どうなるかな？
どちらにせよ、臨床心理士をはじめ、みんな受けなおしです。個人的にはめんどくさいですが、待遇がましになればまあいいかな。