解決済み
突然すみません、やすさん教えてください。 三味線の質問に答えていらっしゃるのを見まして驚いて質問してみようと思いました。 3年で名取をされたとのことですが、それは三味線を初めて触ってから3年ということですか? 本気で長唄三味線を始めたくてカルチャースクールなどではなく、きちんと師匠のお宅に伺って個別指導を受けたいと思っているのですが、もしそれが本当なら勇気が湧いてきます。
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御指名ありがとうございます。 もともとギターは趣味で弾いていました。ベンチャーズを少々程度です。 三味線の稽古に通っている友人から誘われ体験入学みたいな感じで初めて民謡の三味線教室に入りました。師匠も知り合いのお母さんでしたので気は楽でした。いきなり音取り(チューニング)はその場で師匠の楽器に合わせて「お願いします」と言ったら師匠がびっくりされて「音取りができるの?」と言われたのが印象的でした。 高校からトランペットを、18歳からギターは弾いていましたから特に自分的には当たり前のことでした。 その場で簡単な1曲を弾き、正式入門となりました。 一番感じたこと。 1.日本音階(ペンタトニック)がしっくり頭と体に入りました。日本人としてのDNAなのでしょうか。 2.洋楽ばかりやっていた自分が三味線を弾くというテレ、恥ずかしさ、違和感はかなりありました。 3.たまたま5年で名取りになった兄弟子に当たる方がいました。顔はにっこり、負けん気メラメラ、この緊張感はずっと有りました。 だから「私は3年で名取りになる」と師匠の前で宣言しました。笑われました。 テレは有っても三味線の音は大好きでした。 当時はサラリーマンでしたから会社から帰宅すると毎日2時間のお稽古(夜間は忍び駒・・消音器)、土曜、日曜は近所にある地区センターを午後(1時から5時まで)借りきっての練習は毎週やっていました。お稽古は今でもつらいと思ったことは有りません。 3年2カ月で名取り、1年後に準師範、その1年半後には師範をいただきました。 その頃、芳村伊十七という長唄三味線の器楽曲のレコードを借りて聞いていました。 こういう曲を演奏したいと思い探したのですが、当時銀座の歌舞伎座前にあった、邦楽専門のレコード店の社長さんから「もう廃番なので直接先生に聞いてみたらいかがですか」と電話番号を伺い、電話して厚かましくも芳村伊十七師匠のご自宅に訪問、レコードは有りませんでしたが、厚かましくも師の前で自己流の「娘道成寺の合い方」を弾かせていただき何とそのまま弟子入りしてしまいました。 芳村伊十七師匠のところへは約8年ほどお稽古に通いました。また国立劇場での演奏のお話も頂きましたが、諸事情でお休みすることになってしまいました。 師は演奏技術はもちろん、人としての大きさ、音楽への造詣、作曲、何を取っても素晴らしい日本を代表する音楽人で、素晴らしい時間を持たせていただいた事を感謝しています。 凡人の私は、三味線は以前ほどの熱心さはないものの、今でも素晴らしい趣味の一つとなっています。 本気なら、やはり個人指導でのお稽古がお勧めです。 また、師は簡単に変えられません。ある意味、一生のお付き合いになります。 体験入学制を取っているお稽古場もありますので、じっくりと向き合って探されたらいかがでしょう。
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