労災、香典、遺骨の知識を持つ方アドバイスお願いします。

Question

労災、香典、遺骨の知識を持つ方アドバイスお願いします。先日、義兄 （仮名 田中、38歳、私の妻の姉の夫）が仕事中、高所作業中に転落し亡くなりました。
義兄には妻（ﾊﾟｰﾄ収入）、中学2年、小学校5年生の子供が2人います。
下記の事のﾄﾗﾌﾞﾙで困ってます。

義兄の勤務先は内装業で専務の肩書があります。会長は実の父（仮名 鈴木）社長は長男、義兄は三男です。
従業員の人数は多分役員を含めても10人くらいだと思います。

実の息子が亡くなり孫もいますので残された家族の事を考えれば敏速に対応するものだと思っていましたが、
労災の話を聞くとやってるの一点張りで具体的な話が出てません。当然労災が適用さると思っていましたが、
私の方で調べてみると役員は労災がなく、任意で『特別加入』という制度をしりましがこれには加入していないことが分かりました。
今回の事故現場が大手企業でそちらの労災を使うことが私が調べて初めて知りました。（←これって普通会社が教えてくれるでしょ！）
会社が労災使いたがらない理由もわかります。しかし人が亡くなり、まして実の息子、残された孫は実の孫！何を考えているのか理解ができません。もちろん実の父からは金銭的援助はありません。

通夜、葬式の最中に何かおかしいと感じたのですが、実は義兄は婿養子なので実の父とは姓が違います。
もともと養子に入るのも義兄の配慮で、女2人姉妹なので田中の姓がなくなってしまうので養子になると自ら言ってくれたようです。
父親には相談してなかったようで（生みの母親には話をしていた）鈴木側はおもしろくなかったと思います。（あくまでも推測）

喪主は田中家,義兄の妻です。葬式もまだ終わって居ないのに義兄の会社や知人、親戚の香典を渡すように言ったりしてきました。
（葬儀代もこれを引くと４０万円の赤字です）香典って残された家族に渡すものじゃないの？
その他にもここでは書き切れない非常識なことを言ってきたりします。母親は生みの親と育ての親2人いて（ここもややこしい）
生みの親が遺骨を預かりたいなんて言い出したり、（遺骨ってこの場合妻が持つものですよね？）この感じではそのまま返してくれなそうです。

義姉が旦那が亡くなり、①労災手続きははっきりしない、②香典、③遺骨までよこせなんてかわいそうでなりません。
この3点の解決策として何か法的なものは無いでしょうか？

詳しい方アドバイスお願い致します。

Answer 1

①労災について
＞義兄の勤務先は内装業で専務の肩書があります。会長は実の父（仮名 鈴木）社長は長男、義兄は三男です。
社長、専務、常務といった役員の場合、１００％役員報酬だと思います。労働者と同じ賃金は受け取ってはいなかったのではないでしょうか。平取締役とかですと役員報酬はこれだけ、あと労働者としての賃金も受けているということがあります。
後者の場合は労働者としての要素がありますので、労災認定される可能性がありますが、前者の業務執行権を持つ取締役は労働者ではなく事業主の一人として見られますので労災認定は難しいと思われます。
②と③について
こちらは親族間の争いと解されますので、争うとなると調停か民事訴訟で争うしかないかと思います。

Answer 2

①まず、労災かどうか決めるのは、労働基準監督署長です。肩書が、役員であったとしても、実態が使用人兼役員であった場合は、特別加入していなくても、労災認定されることもあります。元請けの労災が使えるのなら、申請してください。こういった場合、お金がかかってでも、弁護士さんや社労士さんに相談し、依頼した方がいいですよ。少しのお金をケチることで、大きなお金を失うことになってしまった人は多いですから。

②香典は、法的には喪主に対しての贈与とみなされますので、引き渡す必要はありません。文句があるのなら裁判をしてくれと言ってやってください。

③遺骨は、民法８９７条で「慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が承継する」とされています。誰を、祭祀を主宰すべき者とするかは、死亡した者の指定がなければ、話し合いで決定することになります。誰を、祭祀を主宰すべき者とするか意見が対立するなら、家庭裁判所で調停を申し立てることになります。そこでも話がまとまらないのなら、家庭裁判所が審判で決定します。話し合いで決着しないのなら、家庭裁判所に調停を申し立ててください。