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大学院生です。現在就活をしているのですが、将来国際協力に携わる仕事がしたいと思っています。

大学院生です。現在就活をしているのですが、将来国際協力に携わる仕事がしたいと思っています。f_murakami1968さんがハード系開発コンサルとして働いているということで質問させていただきます。 まず始めに私のバックグランドを紹介させてください。 私は将来途上国の人のために働きたいという目標があります。 私は高校を卒業したと同時に英語を学ぶ為にアメリカに渡りました。そして大学ではで経営学を学びました。途上国で働くということであれば、修士課程も必要ということで、現在は日本の大学院で開発経済について学んでいます。なので、経営の知識を活かしつつ、途上国(国はまだ特定できていません)で何かしらのプロジェクト管理などを行う仕事が将来はしたいと思っています。 国際協力の分野で働くには以下のオプションがあると考えました。 ・JICAに就職(新卒としてまずはトライしてみます) ・開発コンサルとして就職(新卒としてトライしたかったのですが、開発コンサルというオプションに気づいたのが最近で、すでに選考に申し込むことができませんでした。転職としてのオプションを考えています。) ・国連で働く(これは新卒としては働けないそうなので、どこかで実務経験を得てからという話になります) (NGO団体は生活を考えたときに厳しそうなので考えていません。また国家公務員としてどこかの役所に就職することも考えていません) そこで、質問なんですが、(JICAに就職できなかった場合として、ITコンサルになり、ITの知識を深めることを考えています。そして、それから開発コンサルへ転職したいと思っています。) ①もし開発コンサルへ就職したい場合、前職がITコンサルという人の転職者は多いのでしょうか(=ITの知識が開発コンサルに活かせるのでしょうか)?なぜなら、私は今ITコンサルの企業も見て回っているからです。 ②ソフト系の開発コンサルとは現地調査をしてレポート作成をするといったことだけに仕事がなってしまうのでしょうか?前述したとおり、私は、現地で何かのプロジェクトを管理する仕事をしてみたいんですが、ソフト系の開発コンサルではそういった仕事はないんでしょうか?またそうでないなら、ITの知識を持った人がハード系の開発コンサルに就職することは難しいのでしょうか? もしよろしければ時間の許すかぎりで回答を宜しくお願い致します。

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    予め断っておきますが、私はハード系コンサルなので、ソフト系コンサルの動向(特にここ4年はインドネシアの片田舎滞在なので最近の情報は特に)にはあまり詳しくありません。よって、あくまで一意見としてお聞き頂き、他の情報ソースともクロスチェックされることをお勧めします。 以下私の思うところを述べます。 ①ITコンサルから開発コンサルへ転身された例を私はあまり聞いたことがありません。同じコンサルでも中身が随分違う、というのが第一印象です。確かに、「情報通信技術」という協力分野があるので、活躍の場はあるのかもしれませんが、正直、質問者さんには随分回り道な気がします。というのも、質問者さんは大学でITを勉強された訳ではないので、会社に入って一から勉強せねばなりません。なぜ、開発経済で修士までとってIT?、モッタイナイ、と思ってしまいます。 ②ソフト系コンサルがレポートばかり作っている、ということは無いです。 私のブログにはハード系コンサルのことを中心に書いたので少し情報が抜け落ちていましたが、ソフト系コンサル活躍の場として、「技術協力プロジェクト」 (http://www.jica.go.jp/project/index.html参照のこと)というのがあります。ハード系、特に農業分野のコンサルにとっては、この技プロにタッチするチャンスはあまり無いので私的には無視しておりましたが、他の分野、特にソフト系コンサルが関与し活躍できそうな案件は沢山あります。 これらは、ハード系の案件に比べれば金額・規模が小さいものが多いですが、数年間にわたり実際に現地でプロジェクトを運営管理しますので、質問者さんのやりたいことに合致するのではないかと思います。 大手のソフト系コンサル会社(アイ・シー・ネット、レックス・インターナショナル、グローバルリンクなど)は、こういう案件をいくつもやっていると思います。 ここからは、アドバイスですが、せっかく大学院までいって開発経済勉を強されたのですから、それを武器にして開発援助業界に入るのが自然ではなかろうか、と思います。無理してハード系コンサルへ進むのはモッタイナイ気がします。 もし、お金に余裕があり、今後、国連、世界銀行、アジア開発銀行などへの就職も視野に入れておられるのであれば、そのまま学校に残り博士号をとるというのもひとつの手です。あとでソフト系コンサルへ就職するにしても博士号は役に立つと思います。今あせってITコンサルへ就職するよりも、開発援助の世界への近道だと思います。 また、資金がないなら、このまま大学に残らず一旦どこかの会社に就職して博士過程の学業資金を稼いでから大学に戻るという手もあります(そういう意味ではITコンサルで学業資金を貯めるというのもアリか、、、)。ソフト系の人は結構色々な道を辿ってきている人が多いので、少しくらい寄り道してもおかしくありません。 また、ソフト系コンサルはインターン制度を採っていることが多いので、インターン生として一度コンサル会社内に入ってしまうのも手だと思います。諸先輩方の経歴や話を聞いて、自分の進む方向性が具体的に見えてくるのではないかと思います。 あと、これは予備情報ですが、ハタから見ていると、ソフト系コンサルは様々なバックグランドを持った人がいて、それらの人が自分の専門に凝り固まることなく幅広い分野を手がけているという印象があります(要は潰しがきく、ということ)。 質問者さんが開発経済を勉強したからといって、経済政策関連のプロジェクトにしかタッチできないということはありません。教育、平和構築、人材育成、ガバナンス、保健医療、社会保障、ジェンダー開発、など幅広い分野の案件に関与することが出来ると思います。(勿論、勉強しないといけないですが、ハード系の各分野間の垣根よりもずっと低いカンジがします)。 私のアドバイスとしては、こんな感じです。参考になったでしょうか。頑張ってください。

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