トヨタ生産方式について質問です。 作り置きのムダというのがありますが 例えば Ａという商品を完成させるのに10…

Question

トヨタ生産方式について質問です。

作り置きのムダというのがありますが
例えば
Ａという商品を完成させるのに10分かかるとします。
Ａは60個生産します。なので600分（10時間）かかります。しかしある部品ひとつだけが下請けから納品が遅れて
商品が完成できないことになりました。
（その部品を取り付ける時間は1分かかります。）
そこで、その部品以外のところまで完成させておき、あとは
すぐにその部品を取り付けられるようにしました。（作り置き）
ということで9分×60個で540分で作り置きの物を作っておいて
あとで遅れていた部品が納品され1分×60個で60分の作業をして
540分＋６0分で600分で完成できます。

以上のように作り置きしてもあまりムダではありませんよね。
ムダがあるとしたら、作り置きをして一時保管して置く場所のムダ（スペースのムダ）
作り置きしてあるものを一時保管して置く作業のムダ（時間のムダ）
というのは考えられますが、

何もしないで部品を納入されるのを待ってから作ると
部品を納入される時間＋600分かかるのです。

それよりは作り置きして
部品を納入される時間＋60分＋α（スペースや時間のムダ）
でできるほうが良くはないのですか？
どう考えても作り置きしたほうが完成できる時間が早いと思いますが。

Answer 1

まず、『 部品ひとつだけが下請けから納品が遅れて商品が完成できないことになりました。』という

状況は トヨタ方式では ありません。

部品の納品が遅れて 商品が完成できない事が 絶対に無いように構築されています。

同じ部品でも 業者を何社か確保して入札させたり。〔 トヨタでは 採用されてないかもしれませんが 〕

事前商談で納品日を他の業者と 競争させたり。

むしろ 作り置きが出来る商品であれば 業者に造らせて 保管させて 指定日指定時間に納品させる。

ですから取引先泣かせというのは 大なり小なりあります。

作り置きには スペース以外の無駄も多くありますよ。

☆造ったら 普通はその場で組み付けれるのに 運ぶ無駄

☆保管スペースの無駄

☆保管スペースから ラインに戻す無駄

☆置く 重ねる 列ねる 運ぶ事による 傷 変形 落とす等のリスク

☆生産者 担当者 部品業者の 把握が時間が経つほど 不透明になるリスク

☆あらゆる責任の所在が 分散する〔それを担当する接触人数が増える為〕

☆頻繁に部品業者が変わる為 クオリティーの管理が難しくなる。〔クラックなどのリスクに明確に納品業者を言い当てれなくなる
〕
〔普通であれば製造番号と日にちで 業者を言い当てれるが 作り置きをすると追求しづらくなる。〕

日本が自慢出来る 企業である為

我々が 思いつく低度の内容は すべて織り込み済みです。