飲食店を経営するのが夢です。 今高校生で普通科高校に通っています。 ただ最近本気で飲食店を経営し…

Question

飲食店を経営するのが夢です。

今高校生で普通科高校に通っています。

ただ最近本気で飲食店を経営したいという夢をもちました。

その前まではあまり深く考えず、工学系の大学を考えていましたが、今は経営学部に変更しようかと思っています。

ただ、大学に行くとお金もかかり、また、店を開きたいなら貯金もしなければならなくなります。

ウチは正直貧乏で、兄弟も下に２人いるので、そういうお金は自分で工面しないと無理です。

また、飲食店でバイトをして、直接現場にかかわりたいとも思っています。それもより多くの種類の店で、いろいろな知識を吸収したいです。

今すぐにでもそういうことをしたいくらいですが、普通科高校というのもあり、バイトは難しいです。

飲食店を経営したい時に、大学や専門学校などに行くべきなのでしょうか？

もしくは直接的に店で働いて知識を得たほうが良いのでしょうか？

仮に経営学部などに行かなくても、自分でそういったことについて勉強することは考えています。
飲食店経営者の方やそれについて詳しい方がいれば経歴や、どうしていくのが良いのか教えてください！

店を経営するのが簡単ではないのは十分わかっています。１度や２度の失敗も念頭において考えています。本気です。よろしくお願いします。

補足

主にお好み焼き屋、鉄板焼屋という路線で考えています。

Answer 1

飲食店経営者です。

31歳、関東近県で5店舗飲食店経営しております。

貧乏は関係ないです。銀行がお金貸すのは担保物件が一番だけど
２番目は長期にわたる継続的な貯蓄実績です。
高校出て5年間毎月１０万ずつ貯めれば２３歳前にして500万貯まるでしょ。
２３歳までに500万貯められる奴になら銀行１５００万くらい貸しますよ、多分。
これ信用っていいます。信用って、銀行にとっては人間性とかじゃないんです。
人間性に裏打ちされた「貯蓄実績」なんです。人間性＝お金が貯められるって
いうのが銀行における人間性＝信用です。これで開業資金の問題はクリアー。

「経営学」は大学のほうが学べるけど「生きた経営」は経営者のすぐ身近で
学ばしてもらうのが一番早いです。なので大学は行く必要ないと思いますよ。
経営っていうとなんか難しけど、根本は「お金儲け」です。
お金儲け勉強するのに実際自分で商売してない人から何教わっても
身に付かないでしょ。お金儲け。一番、経営が身に付くのは継続することです
商売を。商売継続するにはお金が儲からないと続けられないんです。

また「いろんな知識」は必要ないです。料理研究家になるならまだしも
お好み焼きと鉄板焼きなら「豚玉焼かしたらあいつ右に出る奴いない」で
とりあえずは十分。必要な知識はその時々で一番良く知ってる人に
教えてもらえばいいと思いますよ。だから謙虚さが大事。
「僕、分からないんですけど、どうしてもあなたのその知識が
必要なんで教えて頂けないですか？」って礼儀正しくお願いして
「嫌だ」って言う人いないですからね。

具体的にまずするべきは実家から通勤できる距離内で
最も繁盛しているお好み焼き、鉄板焼きのお店で
「個人経営」の店を探して働かせてもらう。
お金貯めるなら絶対に実家から通勤するべきです。
独り暮らしでお金貯めるのは精神的にも、物理的にも
かなり厳しい。

「これこれこういう理由で将来は起業したい、ついては働かせて頂けないか」と
お願いしてみる。これ、本気じゃないとまったく相手にされませんよ。
本気ってどういうことかって「僕、本気なんです！！！」じゃなくて
「どこそこの場所に、何坪くらいの店を、こういうコンセプトでやりたい」って
そのまま銀行に事業計画書として出してもおかしくないものを用意する。
もちろん現段階ではあくまで、絵に描いた餅だけど、絵に描けることが重要。
あとで変更になっても全然、構わないから一度、紙に書いてみると良いですよ。
「飲食店開業マニュアル」みたいの本屋に行ったらたくさん売ってるから。
「将来、自分でお店やりたくて今、飲食店で働いてます」的な人は掃いて捨てるほどいます。
けど、そのなかで「じゃあ、事業計画書みせて」っていったら殆ど出てこない。
飲食店で独立する事を「夢見ている人」じゃなくて「計画している」人になって下さい。
本気ってそういうことです。他の人より具体的に主体的に考えてるってこと。

そうすると描けないんだ、この絵に描いた餅が。

それがつまりあなたが、その修業先で知らなきゃいけないこと
覚えなくてはならない事になります。覚える事リストの完成。
それが一個、一個消えて行く喜びは自分の成長の喜びだし
ときには挫けそうな時も頑張れるひとつの道具になる。

あとは身の周りの人に「お好み焼き屋で独立したい！」って公言しましょう。
そうすると100人くらいのウチ、60人くらいは「へえー、すごいじゃん頑張ってね」
って言います。これを「無関心、傍観」って言います。この人たちは
いざって言うときに全く助けてくれないので当たり障り無くつきあいましょう。
少なくとも将来、お客さんになってくれるかも知れないから。残りのうち２０人が
「止めときな絶対無理」って言ってくれるので「何で？」って聞きましょう。
真剣に意見聞くつもりで。「いや、俺本気なんだけど」って。
そうするとありとあらゆるリスクをあなたに変わって親切に教えてくれます。
これ、全部メモしましょう。あなたが克服する必要のあるリスクリストの完成です。
一個ずつクリアーすれば良いだけです。

残りのウチ１人でも２人でも「協力するよ」って言ってくれる人が必ず出てきます。
あなたが本当に本気なら。

その人を大切にしましょう。そしてその人の口から出てくる耳に痛い言葉を
一番大切にしましょう。
「だってお前、部活でもキツい練習とかすぐ投げ出すじゃん
そんなんで独立何て出来んの？」とかね。
自分が一番聞きたく無い言葉が一番自分の
本当の姿を捉えているもんです。

一人で起業するんだけど独りで起業するんじゃないんですね。
責任は全部自分で取るし、一人なんだけど、独りじゃないんですね。
これ、すごく大切です。

世の中、独立してる人なんて掃いて捨てるほどいます。
僕も含めて。

あなたがお好み焼き屋さんになれない理由が見つからない。
あるとしたらあなたが夢を諦めることだけしょう。

一歩ずつ着実に進んで行ってください。