解決済み
アクチュアリー資格、転職について質問です。 現在、金融機関(保険会社以外)で、リスク管理業務(市場、信用)を行っているものです。保険商品開発に関して興味を持ち、アクチュアリー資格の取得を考えています。その場合 現在、20代半ばです。 1 現在の会社において、勉強に励み、20代後半で、研究員(2~3科目合格(数学+年金or損保+投資)あるいは、準会員の場合での、アクチュアリー職(未経験)としての転職は可能でしょうか? 2 でなければ、一旦、現在の会社から、保険、信託等への転職(現在の運用やリスク管理業務ポジションで)し、内部で、アクチュアリー資格の取得を目指すべきでしょうか? どなたか、ご教授頂ければ、幸いです。 ※過去の同様の質問も拝見させていただきまして、若干重複する部分もあるとはございますが、ご容赦下さい。
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「現在の会社において、勉強に励み、20代後半で、研究員(2~3科目合格(数学+年金or損保+投資)あるいは、準会員の場合での、アクチュアリー職(未経験)としての転職は可能」 だと考えます。 「金融機関(保険会社以外)で、リスク管理業務(市場、信用)」 の経験がものをいうからです。 ただしご希望の「保険商品開発」よりもリスク管理業務関係(市場、信用以外に保険リスクの管理も当然含まれますが)の部署に配属される可能性が高いのではないかと懸念されます。 今の保険業界は新商品開発よりもむしろリスク管理の方に重点が置かれるようになってきています。 これまではいわゆるロックイン方式(契約時の基礎率(死亡率、損害発生率、予定利率等)をそのまま使う方式)での保険負債(責任準備金等)計算が行われてきたのに対し、IFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)や欧州のソルベンシーIIではロックフリー方式(決算時の基礎率に塗り替える)による保険負債の時価評価が検討されており、日本でも遅かれ早かれそのようなことは不可避だからです。 更に保険会社は巨額の資金を運用しているので運用のリスク管理(及び保険のリスクを含めた総合的なリスク管理)も重要なテーマです。 また、昨今の保険金不払いや保険料の過徴収の原因として保険商品が複雑になりすぎた(特約が多岐にわたったり保険料率区分が複雑になるなど)ことがあるのでその反省から寧ろ各社は既存の商品を整理・統合・簡素化する方向にあります。 もちろんアクチュアリーも商品部門だけではなくこれらのリスク管理部門にも数多く配属されるようになってきています。 したがって、結局保険会社にアクチュアリーとして転職しても今やっている仕事と対して違わない仕事をやる可能性も十分あると考えます。 もちろん、会社内で商品部門への異動の希望願いを出していればそれがかなって商品部門への配属もあり得ますが、商品部門も別に新商品開発だけやっているわけではなく商品を売ったあとの収益管理のようなこともやっていることにも留意が必要だと考えます。 特に生保や一部の損保(積立保険や第3分野保険)等で保険期間が長期(数十年~時には終身)に及ぶものがあり、過去に売った商品をケアすることも商品部門の大事な仕事です。 以上のようなことから、新商品開発以外の業務の方が寧ろ多くなる可能性が高いことをご理解された上でチャレンジの有無を考えられては如何でしょうか。 (私個人としては商品開発だけではなく、仕事内容が多岐にわたりまたそれが拡大しつつあることに面白みを感じていますが…)
なるほど:1
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