教員免許の取得過程で教育実習は必修？

Question

教員免許の取得過程で教育実習は必修？

Answer 1

いえ、一般的には必須ですが絶対に必要かと言われたら違います。

教員免許の取得方法は次のような感じです。
・大学や大学院などの教職課程で勉強して取得
・教員資格認定試験に合格
・資格取得と実務経験により取得
・基礎学力と実務経験で取得
・専門科目で充当
・採用試験に合格して取得
・校長先生などにお願いしてもらう

既に免許を持っている人が追加でもう１個(小学校持ってるむけど中学も欲しい)とかの場合にはまだまだ有りますが、とりあえず新規で言うと上記のような感じです。

まず一番下。これは特例中の特例です。
臨時免許といい、３年などで期限が来て使えなくなる免許です。
これは採用試験を実施したけど希望者が居ないまたは合格者がゼロだった場合でしかも緊急で先生を必要としている時に、校長先生の推薦だけで取得できる免許です。
が、実際の運用では用務員のおじさんを緊急で技術の先生に昇格させたり、中学音楽の先生を緊急で小学校の先生に異動させたりと、外部の無関係な人が取得出来る確率はほぼ無いでしょう。

次に下から二番目の採用試験。採用試験は実は社会人向けに社会人選抜と言う物があります。
実技系の科目、例えば工業などではベテランの職人さんの方が技術も経験も指導もうまい場合が多々有ります。
そこで採用試験を受けてもらい、合格した人にだけ期限が１０年の特別免許を授与します。

さて、他の手法は全て普通免許と言う一般的な免許の取得方法ですが・・・
実は教育実習が必要なのは一番最初の大学などで勉強して取得する場合のみです。

教員資格認定試験は筆記試験に合格すると教員免許が授与される試験です。
資格系は航海士や無線技師などの資格を持っていて一定の実務経験があれば取得できる方法です。
基礎学力と実務経験については専門系科目では大学などで専攻した内容と同じ業務を行なう会社に就職して実務経験を積めば取得できる手法です。
最後の専門科目は教育実習の単位の代わりに別の単位を取って代替する手法です。

免許を取る方法は色々有りますが、実は教育実習をやる手法は一種類しか有りません。
が、教育実習をやって取得する人が全体の９９%なのでほぼ必要だと思っていた方が良いですけどね。

Answer 2

小学校教員資格認定試験，中学校職業，高等学校工業，高等学校商船では教育実習なしで免許取得できることがありますが，原則的には必修ですね。