発達障害で学力が低い高校生の息子の職業選択の相談です。本人は看護、福祉の仕事に就きたいと希望しているのですが、果たして息…

Question

発達障害で学力が低い高校生の息子の職業選択の相談です。本人は看護、福祉の仕事に就きたいと希望しているのですが、果たして息子のレベルでも資格は取れるものでしょうか。バスケ部スポーツ推薦で、私立高校に進学し、いま高校二年生です。
ごく軽度の知的障害のため、６歳まで言葉が出ない子供でした。
学力テストでは偏差値４０くらいです。

普段の生活自律には支障がなく、真面目で温和、博愛的で公共精神にも富み、
周囲の教師や友人からは、信頼され愛されています。
体力気力とも十分あり、カリキュラムも積極的にこなすので、落第もなく、
就職することは可能だと考えています。

本人は公共的で人を助けるしごとがしたいと考えており、
学校見学や職業体験などをつうじて、作業療法士か看護師になりたいと言っています。

ただ、決定的に基礎学力が無く、いままでの生育経緯を見てきた母親としての観点からは、
息子が、国家資格を取れるだけの水準にもっていくには、かなりの努力がいると思います。

教師に相談しても、私立高校だからか、安易に大学進学をすすめるのですが、
親としては、国家資格が確実に取得できる専門学校に進学させたいと考えています。

しかし偏差値４０の息子に取れるレベルの資格でしょうか。

可能性があるなら進学させてやりたいと思っているのですが、実際に資格を持っている方はどうお考えになりますか。

おかしな質問になってしまいすみません。よろしくお願いいたします。

Answer 1

偏差値は関係ないと思いますよ。高校の時の偏差値は平均的なものですが、看護師は専門的な分野なので好きでやるきがあればきっと息子さんも一生懸命勉強するのではないでしょうか。毎年過去問題もありますし、対策もあります。看護学校に行き、東京アカデミーなどの塾で国家試験対策を受けてやっと合格する人もいます。国家試験自体は勉強すればなんとかなると思います。看護学校の環境によってその後の看護師としての倫理性や知識・教養がかなり左右されますので慎重に選んだほうがいいと思います。安易に簡単に入れる学校を選ぶと内容が物すごく薄くなってしまい、もったいないです。
現状ではこれから看護師は大学レベルの勉強が必要となてきていて看護学校はどんどん大学へ移行しています。
もし、学校からの推薦があったり、入れそうな大学があれば大学の方がいいかもしれません。看護学校はカリキュラムがかなり忙しいので、効率良く、勉強や実習をこなしていかなければなりません。大学はその点ゆっくりで実習は少ないですが、その分勉強にかける時間がたっぷりありますので、ゆっくりコツコツする方が息子さんい向いてるかもしれませんしね。
看護師になる方法は何通りもありますし、働き方もたくさんあります。息子さんがせっかく意欲をもってらっしゃるので、きっとなれることを願っています！

Answer 2

①目指す資格を、福祉なら介護福祉士やホームヘルパー、看護師なら准看護師まで広げてみてもよいかもしれません。
※ホームヘルパー2級、准看護師試験は、作業療法士や看護師に比較すると、資格取得はそれほど困難ではありません。
②准看護学校（最近は少なくなりました）なら、お近くの市に医師会が実施している学校があるかもしれません。

例えば、まず、ホームヘルパー２級をめざしてみたらいかがでしょうか。
専門学校に行かなくても、ニチイ学館のような教育サービスで取得可能です。
http://www.e-nichii.net/course/helper2/index.html
実務経験3年間で、介護福祉士の国家試験受験資格が得られる場合もあります。
http://www.sssc.or.jp/shiken/index.html

新しい学校への適応や、国家試験受験のストレスを考えた場合、もしかしたら、比較的簡単な資格を目指し、実務に就きながら、次のステップを目指すといった方法もあるかもしれません。
作業療法士や看護師のいった国家試験を目指したいという本人の理想が、ちょっと高すぎると、学生生活も苦痛になるかもしれません。その点、ホームヘルパーは4カ月、准看護学校は2年間で受験資格を得たり実務に就けたりするので、良いかもしれませんね。なお、准看護師の仕事は看護師の業務とほとんど違いはありません。

そして、どうしても本人が作業療法士や看護師を目指したいと希望した場合は、専門学校と大学の選択では、本人の意志を尊重してみましょう。その際、通学しやすい環境が大事になってくるでしょう。

Answer 3

挑戦するのは大変な面もあるかもしれませんが、本人がやりたいということを出来るところまででも挑戦させてあげた方がいいのではないでしょうか？

それにはやはり親の力が必要ですし、簡単にできることでもないかもしれませんが…

もし叶わなかったとしても、自分はやれることはやったんだ、という気持ちが持てれば新しい道に進むことも可能だと思います。

挑戦する前から諦めることほど後悔するものはありません。

人柄はとても良いようなので、息子さんにお似合いの職業だと思いますよ。