解決済み
塾講師歴約20年の者です。 そうでないところもかなり多いですよ。 そういうところもありますけどね。でも、どちらかというと、そうでないところ(未経験者でも採用してもらえるところ)の方が最近は多いです。 塾の仕事って、質問者さんをはじめとしてこの業界にいない方々が思っておられるよりも、もっとずっと「塾っぽくない」んです。 正社員の講師って、授業時間以外は教材作成や授業の準備や研究をしていると思っていませんか? 実は、昔の塾はそういう感じでしたけど、 最近の塾はそうではないんです。 営業面の活動や、集客イベントの準備、そしてアルバイト講師の指導の準備などにかなりの時間を割いているんです。 ラーメン屋に例えるなら、 日々ラーメンの味と技術研究に没頭しているわけではないんです。 そんなことに時間を費やしていては、「おいしいラーメンは作れても、売り上げや利益は伸ばせない」のです。塾はそういう時代になってきているんです。 お店のビラを作ったり配ったり、 アルバイト店員にあいさつ練習をさせたり、 アルバイト教育のための研修マニュアルを作ったり。 ラーメン屋で言うとそういうことに時間とお金を投下しているんです。 味自慢の硬派なラーメン店ではなく、日高屋などの、味はたいしたことないけど内装がきれいで挨拶がさわやかなチェーン店のほうがお手軽に利益をあげられるんです。 それに、おいしいラーメンを作る職人さんは、給料も高いし、何よりもプライドが高く、会社側としては煙たい存在なんですよね。 塾に話を戻すと、 最近の傾向では、塾では「塾講師根性!」ではなく「営業力があり仕事をそつなくこなすサラリーマンタイプ」が求められているんです。 いい授業なんてのは、アルバイト講師を雇って「塾って楽しいよな!」という魔法をかけてサービス残業させて、自助努力させればいいんです。その方が安くあがります。 ちゃんとした正社員のいい授業で客を集めるのではなく、アルバイト講師のたいしたことない授業でも集められるように、その他の部分で頑張るんです。だから運営能力のある正社員が求められるんです。 で、正社員はせっせと営業電話をかけるのです。 「一度お問い合わせがあったけどまだ入塾していない人」などのところに必死に電話をかけ続けるのです。 もちろん、電話をかける件数のノルマもあるし、入塾に結びつけるべき人数のノルマもあります。 アルバイト講師がヘマをして退塾しそうになった生徒がいたら、必死になって引き留め工作をするのも正社員の仕事です。 正社員一人がいい授業をするよりも、正社員一人がアルバイト講師20人に研修をして、そいつらにそこそこの授業をやらせた方が効率がいいのです。研修の中には「元気よい明るい塾」をアピールするための挨拶練習が含まれるところだってあります。 今や、塾は売上と利益の確保が至上命題で、どんどん「味自慢の硬派なラーメン屋」から「日高屋」への道を歩んでいるのです。 多くの塾で、「塾講師未経験」の異業種経験者を雇い、入社後短期間に校舎長に抜擢しているのです。 ただの異業種経験者ではなく、そこで管理職をしていた人が特に好まれています。 大体こんな感じです。 全ての塾がこうではないですが、しかし業界全体で言えばこれはかなり顕著な傾向です。 以前は「硬派な塾」と思われていたところも、 講師の時給を下げて、異業種経験有り管理職経験有りの人材を入れています。 そんな状態なので、「塾講師経験なし」であっても、塾の正社員には(多くの場合)もんだいなくなれますよ。 長文で失礼しました。お役にたてば幸いです。
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