解決済み
税理士のの資格を将来取得したいと考えています。通信教育を利用しようと思っていますが、私は簿記の知識がほとんどありません(大学時代に簿記の講義を履修しましたが、多分忘れています)。 周囲で最低でも日商簿記2級を取得しないと厳しいと耳にしますが、直接、税理士の簿記論(場合によっては財務諸表論も)から入ろうと思った私は少々悩んでいます。 ①簿記の知識がないまま税理士の勉強を始めたら本当に厳しいのか ②簿記の資格を取っておかなければならないのであれば何級が必要なのか 参考にしてプランを立てたいと思います。 ちなみに税理士の受験資格は現在の状況で大丈夫だと思います。
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税理士試験科目合格(簿・財)及び日商簿記1級取得者です。 順に回答させて頂きます。 ①簿記の知識がないまま税理士の勉強を始めたら本当に厳しいのか ↓ 「厳しい」のではなく「無理」かつ「無謀」です。もし本当に簿記の知識が無いまま税理士の「簿記論」、ましてや「財務諸表論」の受験のための通信教育を申し込むとしたら、厳しい言い方ではございますが「ドブに金を捨てる」様な物です。恐らく1カ月も経たない内に学習内容に付いていけなくなる事請け合いです。税理士試験の受験資格はいくつかございますが、その中に「日商簿記1級合格者」という項目がある事だけでも「推して知るべし」といった所ではないかと存じます(私の場合は元々「大卒(経済・法律系単位取得者)」という受験資格がございましたが、それとは別に日商簿記1級を取得致しました。)。 ②簿記の資格を取っておかなければならないのであれば何級が必要なのか ↓ 税理士試験を受験するにあたっての最低限の基礎知識は「日商簿記2級合格」程度(あくまでも税理士試験の学習の為のスタートラインに立つ資格があるという程度)です。「日商簿記1級」の学習経験が一通りあれば(例え合格しなかったとしても)、「簿記論」「財務諸表論」共に比較的スムーズに学習内容に対応できるかと存じます。但し、貴方の場合簿記の知識が(大学時代に少しかじったとはいえ)限りなくゼロに近い状態ですので、 「a.日商簿記3級の学習からやり直してまずは日商簿記3級に合格」⇒「b.その後日商簿記2級の学習に移行して日商簿記2級に合格(日商簿記2級の学習を一通りすれば合否の如何に拘らず税理士試験の学習に移行しても結構かとは存じますが、正直な所、日商簿記2級すら合格出来ない様では税理士試験の学習時に尋常でない程の苦労をするかと存じます。)」⇒「c.税理士試験の『簿記論』(『財務諸表論』も並行して学習可能であれば内容的に重なる部分もございますので並行して学習するに越したことはないかと存じます。)の学習開始」 といった様な順序が妥当かと存じます。 実のところ、私の場合も簿記の学習開始時は貴方と同じ様な状況でした。私も大学時代(確か1年生の時)に簿記の講義を履修して、内容的には簿記3級程度でしたので簡単に単位が取れましたが、その後特に簿記に関わる事も無かったため、改めていざ簿記の学習を始めた頃には簿記に関して頭の中は完全に白紙の状態でした。ですので、その経験も踏まえて上記の様な回答とさせて頂きました。 ちなみに貴方がもしその大学時の簿記の講義に関して特に抵抗無くスムーズに単位が取れたのでしたなら、日商簿記2級合格まではそれ程難しい事はないかと存じます(私の場合は簿記2級までは独学で、簿記3級に関しては1カ月程度の学習で一発合格、簿記2級に関しては4カ月程度の学習で一発合格でした。その代わり簿記2級と簿記1級の学習内容及び容量は雲泥の差がございます。簿記1級からは所謂資格取得学校に通学し、3回目の受験でようやく合格致しました。)。 参考になりましたら幸いにございます。それでは目標に向かって頑張って下さい。
なるほど:1
税理士です。 税理士の資格を取得する方法はいくつかありますが、試験組の5科目合格狙いであることを前提(国家資格でありながらこの方法で税理士になるのは全体の4割強)に申し上げます。 ①税理士試験は、5科目のうち会計科目が2科目、税法科目が3科目で会計科目の簿記論、財務諸表論と税法科目の所得税法か法人税法の少なくとも1科目が必修です。 得手不得手はありますが、全受験生の99%以上は必修であることから会計科目から入ります。この会計科目は、当然簿記の知識が必須であり、予備校の授業も日商簿記の2級程度の力がある人を対象にしています。なければ1週間で挫折します。 税法についは、会計科目とは違った観点が必要とされますが、多かれ少なかれ、簿記の知識が必要とされます。 唯一、国税徴収法なら簿記の知識がなくても何とかなると思いますが、最初にこの科目から入ることはお勧めできません。 最低限日商2級レベルの力をつけてから挑戦するべきです。 ②本当の受験資格があるのであれば、日商簿記の資格を取得する必要は必ずしもありません。必要とされるのは日商簿記2級レベルの学力です。資格がなくても同等の力があれば税理士の勉強は始められます。 私の税理士仲間でも、日商簿記の資格など持っていない人はたくさんいます。 私は、簿記の知識がゼロだったので、税理士の勉強を始める1か月前の8月から、3級と2級の講座(週3回・1日3時間、土曜日6時間)に通い始め、9月の開講に間に合わせました。特に受ける気はなかったのですが、その講座は日商簿記の受験料も含まれていましたので11月に2級を受けました。その時は税理士の簿記論の授業も受けていましたので、2級は余裕で受かりました。 勉強を始めるにあたって必要なのは日商2級レベルです。1級の勉強は受験資格があるのでしたらする必要はありません。1級の工業簿記の分野は、税理士試験では必要のないものです。商業簿記の分野は税理士と重なるものですが、税理士の簿記論をやっていれば自然と通過してしまうレベルです。 偉そうなことを言いましたが、私は最初に合格したのが所得税法で、財務諸表論が最後でした。会計科目が苦手だったこともあり、5科目のうち最も苦労したのは簿記論(もう二度とやりたくない)でした。 受験するのでしたら、必ず日商2級レベルの学力をつけてからにしてください。
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