警視庁と警察庁のちがいは？

Question

警視庁と警察庁のちがいは？

Answer 1

警察庁は内閣の一人である国家公安委員長の下で、国際的あるいは国内での統一的な行動、組織などについて政策を考案し実行する国家機関です。

一方、警視庁は「東京都警察本部」と言うべき存在ですが、首都であり、要人警護、国際的犯罪などが扱われることから、他道府県とは一線を画して「警視庁」としております。

税金としては、
警察庁＝国家予算
警視庁＝東京都
が負担します。

警察官は、こうなります。
警察庁警察官＝警部補以上、名刺は「警部補 〇〇」など。国家公務員。
警視庁警察官＝巡査、巡査部長、警部補、警部、警視 地方公務員。名刺には「警視庁警部補 〇〇」

警視正、警視長、警視監、警視総監、警察庁長官は警察庁警察官となります。
（巡査で入っても昇進して警視正以上になると地方公務員から国家公務員になります）。

余談ながら、「巡査長」なる「階級」があることになっているドラマ・アニメ・漫画がありますが、巡査長は警察法にはなく、あくまで警察庁長官訓令によって「巡査長と呼ぶこと」としているだけで、法律上は「巡査」です。