高２年なんですが、将来研究職､研究開発職に就きたいと考えてます。 この場合化学系と工学系の学部では就職先を決める際､選…

Question

高２年なんですが、将来研究職､研究開発職に就きたいと考えてます。
この場合化学系と工学系の学部では就職先を決める際､選択肢に大きくどのような差がうまれますか？それと研究職ではコミュニケーション能力は重要ですか?ちょっとコミュニケーションは苦手としています。
あと、物理学部、数学部を卒業すると､大学の研究員､教師以外には学んだことを行かせる職としては主にどんな職に就けますか?

Answer 1

1. 就職時の選択肢
化学も工学もその中身が広いので一概には言えませんが、多少就職先の業種が異なると思います。大雑把に言えば、化学ですと、医薬品、化粧品、洗剤、石油精製、繊維、電気電子、樹脂、自動車などでしょうか。工学は機械、電気電子、造船、建築建設、自動車などなど。自動車や電気電子の業界は幅が広いので、どっちからでもいけると思います。
2. コミュニケーション
営業ほどではないにせよ、どんな職種でもこの能力は求められます。とりわけ上司、先輩、同僚、後輩、部下などとの意思疎通は大事でしょう。研究開発も一人で自己完結する仕事は少なく、リーダーの下で手分けしながら進めるものが多いからです。
だから好きなクラブでも入って会話力を磨いたらどうでしょうか。まだ時間はありますので。
3.物理
電気電子系メーカー、機械メーカー、通信など幅広くあると思います。
4.数学
一番純粋なだけに幅が広いと思います。銀行、保険、証券(新しい金融商品を数学を駆使して開発)、ソフトウェア、通信などです。電気電子もあります。通信機器やコンピューターのセキュリティー確保のための暗号の作成なども研究しています。
結論から言えば、物理と数学はやや間口が狭いかも知れませんが、無いわけではありません。ですから、何を選んだにせよ、研究者や教師以外を目指すのであれば、日頃から新聞や雑誌をよく読み、自分のテーマが実社会にどうつなげられるのかを意識しながら勉強することを薦めます。

Answer 2

通信企業の研究開発部門で働いています。

他の方がおっしゃるように、研究開発職であろうとコミュニケーション力は必須だと思われます。
どこの企業でも研究開発を行う目的は『金を稼ぐ事』に結びつかねばなりませんから、
世の中の動向やお客様のニーズをつかむ力というのは必須になってきますし、
研究といっても一人で行うものは少ないと思います。（普通はプロジェクト単位で動きます）

学部に関しては、企業によっては問われないところもありますが、
やはり将来働くところと関連していると研究開発をさせてくれ易いです。
一般的に『つぶしが利く（就職が多い）』のは工学部だと思います。
（質問者様がどういうことをしたいのかにもよりますが・・・）

そういった観点でいくと、数学や物理学部は企業に即応用できるような内容は少ないのではないでしょうか。
企業でも暗号などの研究をしている人はいますが天才的に得意な人がごく一部、だけです。

Answer 3

製造業で採用担当しています。
理系の学生とよく話すのですが、最初から研究だけを目的に就職するのは難しいよと話をしています。
大学の研究室の延長のような企業での研究もありますが、研究・開発を企業が行うなら、その企業でどのようにモノが作られるか製造現場に入らないと分らないし、営業的な感覚があり市場ニーズを嗅ぎわけないと、研究を続けることはできません。
また企業ですからコストを考えることも必要です。

またコミュニケーションが苦手でコツコツ研究したいという話もよく聞きますが、研究も仕事です。
チームワークでまわっています。それが上手にこなせないと厳しいと思います。

独りでコツコツ研究は企業では厳しいと思いますよ。