国土交通省勤務ではありませんが、親戚が同省元局長で私自身が同省の監督下にある企業の会社員です。 鉄道局では 国際業務(経済産業省のプラント推進室などと似ているが海外情報の収集と日本の一般的な情報を提供) 技術企画(技術開発室)新たな鉄道技術の支援(高速鉄道や移動信号通信)、実用化にあたり法制度の整備など JISのE(鉄道)規格制定の関与(規格化や制定は経済産業省や日本規格協会の所管) 総務(鉄道事業法など制度) などです。 技術企画課や技術開発室はその名の通り技術系の業務なので工学部出身の官僚もいます。 また関連の独立法人に若いうちに4~5年出向して修行を積むこともしてます。 基本は国家公務員ですから全国転勤で偉くなれば、鉄道以外にも航空や自動車など旧運輸省系はもちろん海上保安庁、気象庁など外局にも異動します。 私自身もエンジニアなので技術企画課との関与が多かったのですが、 その印象は彼らは超多忙且つ大変優秀な専門家集団だという事です。 責任感もみんながテレビ報道で観る官僚無責任みたいなことはありません。正直腹の立つ言動の時もありますが、日本全国一律に動こうとしたら止むを得ません。 尊敬すらできる官僚もいます。 私は前述の通り同省監督下にあった企業の元会社員で、今別の会社に転職できたのも官僚らに鍛えられたからです。 技術系であっても公務員ですからは法律(政令、省令、告示)や通達などに熟知しています。 そして法改正は事故や国際規格整合などの歴史です。以前にJR西日本の列車が乗り入れ先の信楽高原鉄道線内で事故を起こし、旅客に死者まで出した大惨事の際は 企業の責任者でもなく当事者でもないのに自分の所管業務に責任を感じた官僚が自殺した事例がありました。 鉄道は自動車のように進路上の障害物をよけることができず、それゆえ大惨事になりやすのです。 ですから官僚の言動は厳しいですし、多くの鉄道会社職員も誇りと強すぎるほどの責任感をもっています。 福井県の京福電鉄が二度の事故を起こした際に亡くなった運転士は 車内の旅客を最後部に避難させ、運転士自身も逃げようと思えばできたのに操作不能になった機器を懸命に操作し ついに亡くなってしまいました。どうな業務でも何でもそうですが、華やかな部分と場合によっては高い代償を伴う業務でもあるのです。 なお併用軌道の路面電車は、同じ国土交通省の旧建設省系の街路課が所管です。 これは軌道法自身が道路との関係で旧建設省系の法律だからです。 なお鉄道局の仕事が知りたければ少し古いですが(H13年頃) 「やさしい鉄道の法規」(旧運輸省OB,和久田康夫著)がお勧めです。
なるほど:2
< 質問に関する求人 >
国土交通省(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る