東京消防庁の消防学校の入校時期について 来年の3月に大学を卒業して東京消防庁に入庁する方がいます。 東京消防庁の…

Question

東京消防庁の消防学校の入校時期について

来年の3月に大学を卒業して東京消防庁に入庁する方がいます。
東京消防庁の消防学校は、入校が何度かに分けられているとのことですが、8月入校の場合、卒業して4月～7月までは自宅待機ということなのでしょうか？
それともどこかの消防署に配属されて、8月になったら消防学校に入校することになるのでしょうか？

ご存じの方いらっしゃいましたら回答お願いします。

Answer 1

消防学校入校まで自宅待機です。（正確には一週間前の仮入校まで）
消防吏員として正式採用前ですから、給与の支払い等は一切ありません。
また、その間健康面や素行に問題があれば入校を許されない場合もありますので、注意が必要な期間でもあります。

以前（大阪万博が閉幕した後）、大量増員が認められていた時期がありました。
この頃は消防学校に収容しきれない残余人員を「現地採用」とし、各消防署が受け入れていました。
（取敢えず皆を消防士に任命した）
当時は好景気で採用難であり、加えて増員措置であったことから、「入校前の採用辞退者を防止する」意味で導入されたのですが、受入消防署側の負担が増加するので打ち切られました。
制服の着方から指導するのは大変なことで、ド素人に消防のイロハから教養する余剰能力は第一線の消防署にはなかったのです。
（ちなみに、消防学校の初任教養は「ポンプ隊員として活動できるようにする」ことを目的としています）

現在でも一部消防本部は、一旦採用したのち翌年以降に入校をさせる措置を取っていますが、これは独自の教養計画に基づくもので「辞退防止」ではありません。