薬剤師って専門職なのに年収低くないですか…？ 学生時代の友達に薬剤師になった人が何人かいます。 全員私立大学出身…

Question

薬剤師って専門職なのに年収低くないですか…？

学生時代の友達に薬剤師になった人が何人かいます。
全員私立大学出身で、大学の学費だけで2,500万円以上かかっています。年齢的に結婚や出産を考える時期なので、子供が生まれたときの話などを友達としていたのですが、「自分はあんなに高い学費を出してもらったのに、子供には同じことはできない。」と皆口を揃えて言っていました。

時間とお金をかけて国家資格を取得して専門職として働いている人たちが、自分の子供が同じ職業になりたいと言ったときに、同じことをしてあげるのが難しい状況というのは不思議だよね、という話もしていたのですが、専門職の人の給与をもっと上げるべきだと思いませんか…？

Answer 1

そうなんですが薬剤師は処方箋の調剤では保険診療の範囲内でしか仕事ができないため利益が出ず、高給は無理なんですよね。
国は医療費を削減しようとしていますから。
例えば患者さんが風邪薬でもお薬代１万払ってくれればいいのですが、保険診療ではそんなことはできません。また、ある薬局では同じ薬が１万円高いとか勝手に値段は付けられません。
薬の価格は決まっていますから（それも安いものは１錠数円とかいう安さ）、これを何十錠調剤しても利益はでません。
ドラッグストアの方が同じ薬であれば値段は高いし、お店で勝手に値段は付けられます。
また薬袋自体とか水薬のボトルとか一包化の分包紙とか軟膏の容器とかは患者さんに請求しませんし、出ていくばっかりです。
国が医療費を下げようとしている限りは儲からない仕組みになっています。

Answer 2

本当にそう思います。
薬剤師を育てるのに、医師歯科医師と同じ年数とそれに近い教育コストが必要ですが、医師歯科医師に比べれば雲泥の差です。
これは、薬剤師特有の問題で、給与ベースが大卒の看護師や臨床検査技師などと同等水準をベースに+α程度の相場になっているのが一番の問題です。
薬学部6年卒は修士修了相当＋薬剤師免許なので、新採用初任給は、博士課程修了者と同等水準で、月30万（手当別基本給）年収500万スタートでも高くないと思います。