社会保険について質問です。 今は年収100万以下パートなので旦那の扶養に入っています。転職を考えていて次のパート先では…

Question

社会保険について質問です。
今は年収100万以下パートなので旦那の扶養に入っています。転職を考えていて次のパート先では月88,000円以上になり年収にすると130万程度の予想です。会社の規模が大きめなので社保加入になると思います。
この場合だと社保の130万の壁は除外されると思うので150万超えないように働いたほうがいいのか、それともいっそ150万を超えて働いたほうがいいのか、どちらの方がメリットあるでしょうか？税金に詳しくないので教えて欲しいです。

Answer 1

良く言われますよね、その辺りの金額。働き損のない金額は？との観点で。

でもね、私は給与計算を行う立場として良くその辺りの金額を検証しますが、ギリギリの金額での数百円程度の差を除けば、気にすることは無いと思います。

それを証明しましょうね。

Aパターン。仮に150万円を賞与無しで受給するとしましょう。すると平均月収は125,000円。

一般的な控除は社保・雇用保険。所得税・住民税の4点ですが、この金額の場合、社保は17,816円（都内勤務、且つ40～65歳では無い場合の例。他県でも近似値。以下同）、雇用保険は一般的な職種として本人の料率は1,000分の6だから750円、所得税は1,030円、住民税は初年は掛からないのと県毎に金額は異なるので一応除外します。

すると、住民税を除いた控除額は19,596円で、手取りは105,404円となります。

一方、Bパターンとして年収を130万円、同じく賞与無しとすると、平均月収は108,333円。この場合、社保＝15,554円、雇用保険＝650円、所得税＝340円で、手取りは91,789円となりますよ。

そしてね、これをちょっと計算してみるんですよ。何の計算化と言うと、総支給額に占める手取り額の割合。

すると、150万円の場合は84.3％、130万円の場合は84.7％と電卓は教えてくれます。つまり、大きくは変わらない、って事です。

勿論、日本の税制は累進課税制で、稼ぐほど控除率は大きくなりますが、それが表れ始めるのは年収400万円を超える辺りからですよ。

松下幸之助は稼ぎ過ぎて93％も控除されてたから「私はお国から7％のお給金を頂いて暮らしています」なんて言ったそうですが、時代も稼ぎも違いますものね。気にしなくて良いと思いますよ、我々下っ端は。

ですからね、パートとして家事をこなしながら、フルタイムではない勤務をなさるのなら、良く言われる「稼ぐほど損」って事にはならないので、その点はご安心頂ければな、と思います。稼ぐほど、着実に手取りは増えますよ。