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現役花屋さん、過去に花屋だった方居ましたら質問があります(_ _*)現在花の栽培集荷に携わってるんですが、茎が柔らかいお花が入ってる事はありますか? (カーネーションなどのそういう品種ではなくて、平均して硬いのに10本中数本など) 1本ずつ収穫する上でたまに早収穫などしてしまい柔らかいのが出てきます。 花屋さんとして柔らかい個体は 入ってたら困る、やめてほしい などの対象でしょうか? たっぷり水揚げすれば固くなりはするのですが、 さほど問題ではない でしょうか? 現場の意見聞かせてもらえたら幸いです。
誤字がありました。 栽培集荷×→栽培・出荷で、生産者です。
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何の花かによって見かたは違うかもしれませんが、一般的に硬いとされている花を仕入れたときに、表記なく10本中何本も軟弱なものが入っていたらクレームが入ってもおかしくないんじゃないでしょうか。100本なら何十本もですしね。 本当に1本とかでたまたまその時だけなら、そんなこともあるだろうと気にしませんが、しょっちゅうならば、その生産者(産地)の信頼度は低下するでしょうね。 丁寧に選別してきちんと(良くも悪くも)表記してあるという姿勢が見えるだけで、買う側からしたら信頼できます。 >花屋さんとして柔らかい個体は >入ってたら困る、やめてほしい >などの対象でしょうか? >たっぷり水揚げすれば固くなりはするのですが、 >さほど問題ではない >でしょうか? 柔らかい個体が入っていることが表記されていれば、 それを了承して買いますが、何も書いていなければ箱を開けてびっくりで、だまされた気持ちになるかな。
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元花屋勤務の者です。 花卉市場からセリ落とされてきた花は箱に詰められたまま職場に届けられ、すぐに全てを水揚げし、それから店頭売りの物と作業場で使う物に分けられた後は店頭売りの水替え管理は売り子の店員が、作業場の方の花は全て私が水替えし鮮度の下がったものを間引いてまだ使えそうな物ならそれなりの対処をし、それが無理な物は廃棄処分してました。 つまり、私はセリ落とされてから廃棄までの管理全てにかかわってました。 通常茎の柔らかい性質を持つ植物だと元々切り花生産はされませんから、基本ある程度茎の強度がある種類ばかりが仕入れられてくる事となりますよね。 私が勤めていた期間(その後別の街の花屋でアルバイトした期間も含め)目立って茎が柔らかいと感じたのは「特定の種類全般」では感じても、通常それなりに丈夫な茎の種類に「たまたま柔らかめのものが混じる」という事は一度も経験したことがありません。 おそらく、切り花として生産されるもので特に「花屋向けに出荷されるもの」は生産者が箱詰めの時に良い品質の物しか詰めない(選別してから詰める)からかと。 花屋で切り花を売る時は、出来るだけ1本1本が同じくらいの育ちや蕾の数で無いと売る時にお客さんに損だと感じさせかねません。 もしもお肉の様なグラム売りなら気には成らないと思います。でもお魚が同じ種類なのに大きさがバラバラでもお値段が1匹いくら売りなら不公平感がどうしても出てしまいますよね?なので漁師さんや魚の市場ではちゃんと魚の大きさを揃え同じ体格の物を等級別にしてからセリに出します。 切り花の場合もお魚と同じ様な「同等な物だけ」の商品としての出荷が多いと箱詰めや大束で店に入って来る物を見て感じます。特に日本で生産された花や日本向けに箱詰めされた輸入花は見た目が同等な物だけ選ばれ箱詰めされています。 私は自宅庭でいろいろな花を育て、切り花で売られている種類も多いです。確かに同じ種類でも株事に個体差や育ち具合の違いから茎が軟弱なものが育ったりもします。おそらく花卉生産側だと結構そういう物が出てしまうのでしょうね・・・。 切り花の箱を見ると結構等級の判子が押されているのが多く、どれも高い等級の物ばかりです。花卉生産者が出荷前に行ったり選別箱詰め施設で1本1本特徴を見て判断し等級を決めているのかと。特に仏事に使う大輪一輪菊など蕾の大きさまで同じ物に分ける必要がある産地だと、コンピューター管理で自動的に選別できる機械を使用している所もあるでしょう。大輪菊の需要は菊祭壇などに使うのに年中で栽培数も膨大。箱詰め出荷作業はおそらくある程度機械化が進んでいると思います。私の居た花屋だと注文が入ればいつでも菊祭壇が作れるように大輪菊を一度に500本以上セリ落とし専用冷蔵庫で保管してましたから。 結局、茎の柔らかいものは選別の時に「等級の低いもの」として花屋ではなく「そういうものでも売れる所」向きのものとして出荷しているのでしょう。また等級が低いと箱に印字されていれば基本花屋はセリ落とさないので、もし花卉市場に入って来ていても売れ残り易いです。 そういう等級が低い「難があるもの」については販売に心当たりがあります。 全ての物がそうとは限りませんが、スーパーなどに独自に置かれている「1~2本を包んで売られている花」。1束のお値段設定が安く、これは自分で好みの種類のを選んで自分で好みに組み合わせ飾れるもの。 花屋で売るものと比べ1本のボリュームがかなり少なく明らかに等級の低い物なんですね。確かに花屋で買うボリュームの物だとお値段が高くなる・・・。 仏壇の供花は普段はお花屋さんに予約して作って貰うのですが一度だけそれが無理でこの「スーパーの花」を利用したことがあります。出来るだけ鮮度の良さそうなのを選んだつもりでしたが、ちゃんとした花屋で買う物と比べ軟弱で特に茎葉の緑色が薄くて、重なっていたところがカビていたり・・・。水揚げのし直しや供花を組むのはお手の物なので自分で見えない所の傷んだ部分は葉を取ったりし見た目良くは作り飾れましたが、痛みが早くて数日で萎れて来て、それ以来スーパーの花は個人的に全く信用できません。おそらく一輪差し程度の花瓶に差すほんの数本で飾る様な使い方なのでしょうね。でもそれにしても鮮度の持たなさが気に成ります・・・。 あとは道の駅や野菜直売所が「花卉市場から仕入れてきたもの」など軟弱な育ちの選別時等級が低いものは花屋以外で安く仕入れて売れるところが仕入れていくのかと思われます。おそらくブライダル業界も仕入れているかと。 基本茎を半分以上切ってしまい「アレンジでの使用」が多い為茎の軟弱さなどは別段気に成らず花数が少なくても差す数を多くすれば問題ありません。 それにブライダルは「会場で当日の時間内鮮度が保てれば、あとはまだ鮮度が落ちていなくても基本廃棄」ですから。結婚式だと縁起的に他の人の使いまわしは嫌がられます。 ブライダル業界の花屋部門だと毎日の花の消費が激しく、産業廃棄物の量も案外多いです。なので同一の種類でも等級の高い物を使っていればブライダル業界の場合採算が取れにくいです。その為に結婚式に基本使う事が多いユリやバラは生産者と直接契約している所も多く、花部分が問題ないなら茎や葉に問題があり出荷できない物を安く仕入れて使うとか。 バラの茎が短めで出荷できないとか咲き方が悪いのをバラ生産者から直接仕入れ花弁を全て外したのを床に敷き詰めたりライスシャワーと一緒にバラ蒔いたり・・・。 私の居た花屋(都会の中の住宅街にありました)でも一度だけバラ花弁の依頼が入り、咲き進んでしまい売れ残ったバラがあるなら花弁を外し痛んでいないものをあるだけ売って欲しいと、普段は葬儀花の依頼しかない取引先から急な注文が入り(会社自体は冠婚葬祭でブライダルも請け負う)後で聞いてみると都会の付き合いのある花屋を何軒も回って大量のバラの花弁を集めたのだとか。おそらく通常のブライダルプランには無いのを、結婚当事者の強い希望から断れず「特別なオプション」として請け負ってしまったのでしょうね・・・。 「種類全般としての茎葉の軟弱さが目立っていた」のが洋菊。いわゆるスプレーマム(スプレー菊)の切り花用高性品種です。 花が鮮やかで一重咲きが菊らしくなく1本の茎に花数が多いので花屋では一定した需要があります。それに大型アレンジやスタンド台を使う時にも多用するので祝い事(開店祝いとかコンサート会場などに飾る目的)でも葬儀の供花アレンジでも目的を選ばず使え重宝してました。 でもおそらくご存じと思いますが、同じ菊でも日本の種類の一輪菊や中輪や小菊などは茎や葉が頑丈で固いのに、外国で改良された洋菊の方の茎葉は色が薄く案外柔らかめです。 マムの類でも屋外で栽培され飾られる目的の「草丈が短めなポットマムやガーデンマム」だと割と茎は固めですが、温室栽培される「切り花用のスプレーマム」だと比較すると結構柔らかくて酷いと梅雨時や夏場に仕入れたばかりの箱から出した時点で既に一部の茎葉が蒸れ痛んでいたりも・・・。 スプレーマムは年中出回るのでおそらく温室やビニールハウスでの促成栽培が多いのかと思うのですが、密植してわざと徒長させ草丈を伸ばす様な栽培なのか、どちらかと言うと徒長気味の育ちに感じます。 痛む時も、柔らかい性質の葉は痛むとベタベタに溶けちゃうんですよね・・・。よって普通の切り花としての販売だと店には何日も置いておけません。花部分自体はまだ問題ないのに・・・。 結局は店に数日置いて売れ残ったのは作業場の方へ下げられてきて、傷んだ葉を取り除いても茎と花が問題ないなら水揚げしなおして茎葉が見えなくても良いアレンジの方に使います。これは普通鮮度が良い物であってもアレンジに洋菊を使うなら蒸れに弱い葉は最初からほぼ取ってしまいますので。茎が痛んでいた場合は痛んだ部分で切って長さが足りれば同じく水揚げし直し使います。 日本の菊と比べ茎葉が軟弱なのは、おそらく外国のキク科で日本の菊と交配できるものと異種交配して作った系統で、その交配相手の種類に「茎や葉が軟質てあまり丈夫でない物」もあったからでしょうか。その交配相手の植物の茎の質の弱さがガーデンマムに受け継がれてしまっているのかなと感じます。外国のキク科の種類でも茎が固い種類はありますし、フィーバーフューが異種交配に使われていそうな八重咲き品種がありますが我が家の敷地内で半野生化しているこの種類自体は葉の質感は似ていても茎の方はそれほど軟弱でもありません。 スプレーマムは生産者さんがちゃんと選別して等級の良い物を選んで花屋向けに出荷してくださっているのでしょうが、おそらく切り花向けに行っている(この種類独自の性質からもおそらく促成栽培になってしまうのかと)栽培法ではどうしても茎葉の固さに注意した栽培が出来ないようで、これはしょうがないのだと思われます。屋外で栽培されちゃんと本来の開花時期に咲く場合だと茎葉も切り花のよりは固めに育ちますし・・・。 切り花生産だとまずは草丈長くの栽培が重要なようなので(根元から切られて出荷されるものだと屋外で育った時よりも茎の長い物が多い)もう品種として出来上がった(性質は固定化済み)物だと栽培での茎葉の丈夫さの改善は難しいのでしょうが、もしガーデンマムの「促成栽培での茎葉の軟弱さがまだ改善できていない」のなら品種改良でより固くするか、改善が望める栽培法を指導員が推奨して生産者への普及をはかってくれない事には花屋の経営者や勤める側としては「この性質に困りながらも使っていくしかないのか」と感じてしまいます。
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どの程度かわかりませんので、一般論ですが、 使いにくい、または使えない場合、そういう品物が入っている生産者は覚えておいてロスを見込んだ単価しか出しません。 出荷する場合は問題ありませんが、セリの単価は他の生産者の比べて安いでしょうね。 1箱、100本10000が相場でも、20本くらい使えないと思われていれば、8000円以下になる理屈です。 貴方の単価が、他の生産者に比べて安いのなら、品質が悪いと評価しているのでしょう。 遜色ないのなら、問題無いと評価されてるのでしょうね。
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現在の栽培技術では1年中どんな花でも栽培できます しかし商品と売るためにはお客の気分に合うのもで勝負しなければなりません なおかつ生物ですから店に入荷し在庫にならず即売れていくものが主力になります これからの季節、あなたの言う柔らかいもの=耐寒性の弱いものが多いので出荷されるものも少なくなります(店が買わないから) あるとすれば処分も含めた売れ残りくらいでしょう
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