簿記二級の連結会計の配当の相殺について教えてください。 「前期末にP社はS社の発行済株式総数の80%を取得した。当期に…

Question

簿記二級の連結会計の配当の相殺について教えてください。

「前期末にP社はS社の発行済株式総数の80%を取得した。当期にS社は利益剰余金を財源とした配当を100円行ったため、修正を行う。仕訳 (借方)受取配当金80 非支配株主持分20 (貸方)利益剰余金 100」

S社からP社への配当を相殺するのはわかるのですが、非支配株主への配当も相殺するのはなぜなのでしょうか？

Answer 1

非支配株主への配当も相殺するのはなぜなのでしょうか？

相殺じゃなくて振り替えです

S社の個別の配当時の仕訳
繰越利益剰余金100/〇〇100

仕訳はしてませんが内訳は
①支配してる親会社への配当分
繰越利益剰余金80/〇〇80
②親会社以外の非支配の株主への配当
繰越利益剰余金20/〇〇20

③P社の配当受取時の仕訳
〇〇80/受取配当金80

連結上では
④、①は〇〇80が子会社から親会社に移動しただけで
繰越利益剰余金(連結では利益剰余金)80と受取配当金80を消去
受取配当金80/利益剰余金80

⑤連結では支配してる親会社以外非支配株主へ配当した20は非支配株主持分と表記するため利益剰余金から非支配株主持分へ振り替え
非支配株主持分20/利益剰余金20

⑥、④と⑤を合算して計上
受取配当金80/利益剰余金(剰余金の配当)100
非支配株主持分20
利益剰余金か非支配株主持分