回答終了
司法試験、予備試験、法科大学院入試の論文の書き方、勉強の仕方がわかりません。どうすればいいのでしょうか?現在伊藤塾の塾長コースなのですが、論文の講義を聞いても結局書くための勉強の仕方がわかりません。 回答を丸暗記するのではないことはわかりますが、問題を見て回答を書けるようになるプロセスがよくわからず、暗記に近い形になりそうで困っています。 特に刑法はまだ書けそうなのですが、他の科目で書けるようになる方法がわからず、勉強方法がわかりません。 まずロースクール入試が最初なのですが、ご教授お願いします。
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東大法科大学院に在籍している者です。 まずは暗記で大丈夫だと思いますよ ①文言を暗記するのではなく、解答のプロセス(=処理手順)を暗記 ②論証は丸暗記 ①と②を組み合わせればロースクールに合格できる程度の最低限の解答が出来上がります 予備合格者を見ても、みなさん問研にのっている問題を見た瞬間に88行にわたる解答例がパッと出てきます。これは思考を介さなくても問題が解ける(=丸暗記)領域です。 試験本番では初見の問題が出てきますが、この丸暗記した答案の型に、事例問題の事実を詰め込むのです。
なるほど:1
基礎編:法律の答案は何をどのように書くかを理解する。 法律の答案は、結局「法的三段論法」に沿って、事実に法律をあてはめて解答できるかにつきます。 ・法的三段論法 (法的)三段論法は 人は死ぬ(大前提)→ソクラテスは人である→ソクラテスは死ぬ(結論) のような形で結論を導くものです。これを法的な問題にあてはめますと 「人を殺した者」には殺人罪が成立する(刑法199条:大前提)→太郎は人を殺した(小前提)→太郎には殺人罪が成立する(結論)。 となります。もっとも、実際の犯罪の成立にはこのほかにもさまざまな要件がありますが、ごく単純化して記載するとこうなります。法律の答案を解くうえで必要なのは、大前提の発見(どの条文の話かを理解する)。小前提を導くための理論の理解(上の例ですと、太郎は「人」を「殺した」のか論点となります。すなわち「人」とは「殺す」とはということを説明することになります。判例は主にこういった部分の理論を示します。) (特に判例や論点の)学習法としては、その論点や判例が、どの条文のどの文言の解釈を問題としているのかを意識して読むということになります。ですので、学習中は常に六法をわきに置き、出てきた条文は必ず確認してください。 ・IRAC 実際の法律答案はこの、IRAQで書くとよいです。 IRAQはIssue(問題提起)→Rule(規範)→Application(あてはめ)→Conclusion(結論)からなるスタンダードな法律答案の回答形式です。 さきほどのソクラテスの例をもとにIRAQで書くと以下のようになります。 I:「人は死ぬ」。それではソクラテスは死ぬのか。ソクラテスが人であるかが問題となる。 R:「人」とは人たる両親から生まれた者である。 A:ソクラテスは、父ソプロニスコス、母パイナレテを両親に持つ。両者はいずれも人であることがわかっている(この辺の事実は、問題文に通常ちりばめてあります)。したがって、ソクラテスは人である。 C:よってソクラテスは死ぬ。 このようなかんじになると思います。IRACで答案が作れるようになるのが目標です。 ・試験的な側面から 試験的な側面からいいますと司法試験は競争試験ですので、他の受験生と比べてどの位置にいるのかを知ることは非常に重要です。これを知るためには以下の方法があります。 1:模試を受ける 2:採点実感。出題趣旨を読む。 実感や趣旨では、「~をよく書けた。」とか「~は書けて欲しかったが、あまり書けていなかった。」などと書かれているので、よく書けているようなものは、自分も書けていないと書き負けて落ちてしまいます。逆に「応用問題として出してみた(が書けていなかった)」みたいな問題は、強いてはできる必要はありません(周りができていない問題にリソースを割くのは、合格するかしないかという段階では意味があまりない。) 3:他人の評価された答案と自己の答案を見比べる。 特に合格答案と不合格答案はその違いを(先ほどの三段論法の観点から)見比べることで、何を書くべきか、書かないべきかがはっきりとするはずです。 基本的にはこのようなところでしょうか。
そうだね:1
伊藤塾にその旨質問しましたか? 安くないお金を払っているのだから、ここで聞いて変な印象付く前にまずは伊藤塾に聞いた方が良いと思います
そうだね:2
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