仕事に真剣になれなくて悩んでいます。 今の仕事(飲食)は4月いっぱいで辞めるのですが、上司たちはみんな真剣に仕事に取り組…

Question

仕事に真剣になれなくて悩んでいます。
今の仕事(飲食)は4月いっぱいで辞めるのですが、上司たちはみんな真剣に仕事に取り組んでいます。業務時間以外でも仕事のことを考えているし、料理本は何十冊(何百？)もあって、例えばその料理本に書いてあることを家で試してお店でもアレンジを加えて出せないか研究したり、業務の開始時間の2時間前に来てお店のことや自己研鑽していたり、Chef-1グランプリの審査員だったり…

先輩方は自分たちのやりたいことだからとか、やりがいがあるから、と言っていたのですが、私からしたら眩しすぎて、もはや狂気の沙汰に思えます。
とはいえ、先輩方たちとまではいなくても、仕事が楽しいとかやりたいことだからとか、やりがいがあるとか、そういう人って達観してて知識量も多いし、人間的な魅力があり憧れます。

先輩曰く、どの仕事に就いてもこの壁(真剣になれない)は絶対にぶち当たるから、真剣になるにはどうすればいいか常に考えた方がいいとの事なんですが、皆さんは仕事は真剣にやっていますか？
また、真剣ではなくてもいいと考えている方も理由を聞かせてください。

Answer 1

悩まなくても大丈夫ですよ。

仕事は結局のところ価値の交換なので、私の場合、いただくお金以上のものは返しますが、そこまで気負ってはいません。

人によって、心の燃え方というのは違うと思います。

例えば、バイクのエンジンとバスのエンジンは違うのですが、バイクは小さいエンジンをできる限り速く回転させてスピードを出します。

一方、バスのエンジンは速くは回りませんが、大きな負荷をかけても（重い車両を載せても）力強く回ります。

バイクの方がスピードという意味では速いですが、単位時間内により多くの人間を運ぶという意味では、バスに軍配があがると思います。

何を言いたいのかというと、人には心の燃え方というのに違いがあるので、勢い（スピード）だけに囚われるのは良く無いといいますか、ご質問者様はご質問者様のペースでやりたいことをやればいい、ということになります。

料理人として有名になり、世の中のブームを作り出すメニューを作るのも凄いことですが、近所の人たちに安価でほっとする料理、大人になっても食べに来たいと思える料理を作り続けるのも、素晴らしいことだと思います。

また、能力のある集団というのは、能力のある人だけだと実は上手くいきません。

それはタモリさんを見ていてもわかりますが、勢いのある若手だけが番組に出ても疲れるだけなんです。

タモリさんのように、チカラを抜いてプライドも持たず、相手を立てることができるからこそ、あそこまで色々な人たちと仕事ができる訳で、ギラギラして勢い勇んでいるだけでは、周囲を引っ張っていくことは難しいケースも多いです。

大切なのは、自分に向いているペース、考え方、目指しているものなどを明確にして、好きなものが見つかったら、じっくり向き合って「続けること」です。

寝る間も惜しんで努力する日々というのは、それはそれで大切だったりもしますが、ゆったりしたペースで動いたとしても、いずれ追いつくことができます。

あくせく動いている人の考え方、ペースに飲まれそうになりますが、そこで焦るとあまり良いことはありません。

ペースを落すことが「真剣でない」となるなら、真剣でなくても大丈夫です。

https://toyokeizai.net/articles/-/426131