知人が、「丸の内の商社（総合商社）で働いている」と言っていますが、丸の内の商社（総合商社）とはどんなことをするのですか？…

Question

知人が、「丸の内の商社（総合商社）で働いている」と言っていますが、丸の内の商社（総合商社）とはどんなことをするのですか？
また、なぜ ”丸の内の”と付けて言うのですか？丸の内の商社と、商社は何か違いますか？

頭が悪くて商社についてのイメージが全く無いので教えてください。

Answer 1

面白い質問だね。

ソコソコ勤続のあるサラリーマンなら、「どちらにお勤め？」に「㈱○○です」と解答するはず。
次に来るのは、「どちらにあるのですか？」になるから、初めに所在地と、解りやすいように業種も伝えただけだと思うよ。

私の周りだと、自身の会社を指す言葉があるような大企業であれば、株の世界の通称を使う。「商事」といえば三菱商事、「物産」といえば三井物産のように。

商社の仕事についてだが、メーカーから見れば「販売代行業」、購入先から見れば、「○○商店」なんだよ。しかも両者の資金繰りもまとめなきゃならないし、信用を得られる人物じゃないと務まらない。

個人向け商品のセールスマンとは、販売の仕方も決済の方法も違うから、日本独自の仕事らしいぞ。

Answer 2

「丸の内の総合商社」と言えば三菱商事を指します。言わずと知れた業界No.1で、1兆円の年間利益をたたき出します。社員は入社倍率100倍を乗り越えてきた東大京大一橋早慶の優秀層です。

三菱商事に限らず総合商社と言う業態は、国を超えて大きなプロジェクトを仕掛けています。資源の無い日本のために海外で天然ガスや鉄鉱石の権益を持つ、途上国に発電所や鉄道網を作ると言ったような事業です。特に資源ビジネスに関して言えば、総合商社が無ければ日本から電気や鉄鋼製品が消えてしまいます。その為に海外出張は勿論、海外駐在員として赴任もします。英語での交渉はお手の物。それが総合商社と言う組織です。

Answer 3

「丸の内」と付けるのは「大手の商社でそこらの普通の商社とは違うんだぞ！」という自慢からです。
総合商社の内容は幅広く、単純な貿易だけではなく、原料の製造・加工・流通・販売まで行います。
例えば、食用の油で言えば、自社で企画後に現地で大豆の生産や農家との提携から始まり、輸入、提携工場での油への加工、小売店への流通や手配を行います。
対して、通常の商社とは一部の製品に特化しているのが普通です。
例えば、アパレル専門商社とかです。当然に他の商品は扱いません。

Answer 4

丸の内の商社で働いている・・・

同じような言い回しでいうと、

銀座のブティック、
新宿の百貨店、
浦安のテーマパーク
六本木のIT会社

そんな感じです。

で、総合商社とは、簡単に言うとブローカーですね。売り手と買い手を繋ぐ、仲介業者です。
総合って付くので、食品から機械部品、繊維や薬品、様々な原材料まで何でも扱う会社ですね。