特養の入居者は要介護度の高い高齢者があつまっています。身体的には健康ではないわけで急に状態が変わったり、そうでなくても認知症などで普通と思われることができなかったり起きたりします。 そうなると予定した通りのことができないこともありますし、何かが起きて作業が必要になったりします。 ようは仕事の能率が上がらない環境なのが大変だと私は思います。さらに最近ではユニット型といってこれまでの刑務所式を否定した環境の施設しか作れなくなっており、さらに人員効率が落ちています。 特養は運営基準というのがあって事細かにやることが省令で定められており、報酬は増えないのにやること自体はどんどん増えます。ここ最近の改正ではかなりやることが増えています。当然これらは中で働く人らの負担でしかないので大変さが増しています。単純に直接的な介護をしていればいいという仕事ではないのです。
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特養って、ユニット型特養ですよね。利用者さん一人ひとりの居室があり、共用スペースがあり、という。 普通は1つのユニットに利用者さん10人ほどおられます。その利用者さんの名前、それぞれどういう状態でどういう介助を必要とされているのか等基本的なことを覚えます。(介護の仕事が初めてなら、声かけの仕方やタイミングなんかも慣れるまで意識して覚えていかないとなかなか自然には言葉が出てこないかもしれません。) もう少し具体的に言うと、例えばAさんはどちら側が麻痺かとかどちらの耳が聞こえにくいかとか、移乗や移動はどのようにするのかとか、口腔ケアの仕方や義歯はつけておられるのかとか、薬の飲み方(1日に何回どんな薬を飲むのか、眼薬などあるのか等)、食事の際に気をつけること、何曜日の何時頃にどういう形で(ストレッチャー浴なのかリフト浴なのか等)入浴されるのか、トイレ介助の仕方、オムツの方ならどの種類のオムツやパッドをどのようにつけるのか、それらの替えはどこから取ってくるのか等、利用者さん1人につき覚えることが山程あります。そして、例えば定時のオムツ交換の準備をしてAさんの居室へ行き、手順に沿ってオムツ交換を終え、後片付けをしたら記録も必ずしなければなりません(排尿排便の有無、どのような便がどのくらいあったか等)。バイタルチェックや排泄、水分補給、食事量など、記録しなければならない項目がたくさんあります。 最初は、施設のどの棚、どの引き出しに何が入っているのかといった細かいことから全部、先輩職員さんから教えてもらいながら覚えていかないといけません。そういう空間的なこともだし、時間的な流れもです。1日の業務の大きな流れはできるだけ早く覚えたほうがいいです。 慣れるまで大変だと思いますが、とにかくメモを取り、家でも見返してシミュレーションして下さい。そして少しずつでもよいので、まわりからいちいち言われなくても自然な流れで(教えてもらったように自分から)動けるようになっていけば、「だいぶ仕事を覚えてきたな」と認めてもらえるようになります。次何をどのようにするのか等、頭ではわかっていても動くのが遅かったり、ちゃんと動けて介助はできても記録を忘れていたりすると、「まだ覚えていない」と見なされがちですが、怒られても焦らずに! ちなみに施設によって、というかユニットによって、かもしれませんが、職員の当たり外れがあるかもしれません。人手不足がひどく、教える立場の職員に(精神的)余裕がないような場合、未経験の新人職員にも一、二回やり方を見せただけでいきなりがっつりといろんな介助をさせようとしたり、週単位でレベルアップを急かして「独り立ち」まで強引にもっていこうとしたり、というような現場もありますので要注意です。(わたしはそれで最初の職場は失敗しました…。)
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