解決済み
僧侶、住職、副業なしで1本でやられている 方々、苦労や、やりがいなど 興味があります上、お聞きしたいです。 宗派は問いませんから なんでも構いませんので教えてください。
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田舎の真言宗(檀家約500軒)の住職です。 正直やりがいより苦労の方が多いです…。 ・まずお坊さん全体の世間イメージとして、金持ちそう、楽そうという先入観持たれてるのは辛いです(一部にそういう人は居ますが) ・忙しい時はとことん激務、過労死ラインを越えます。 (特にお盆経シーズンの葬式は最悪です) ・モンスター檀家、クレーマー檀家の存在は本当に精神を蝕みます。 (そんな檀家切っちゃえばいいじゃん!って感じですが、当方田舎ですし、そういう家に限って檀家内に親族がゴロゴロ居たり、切るに切れない事情があります) ・訃報はいつ飛び込んで来るか分からないので遠出がしづらいです。やってもせいぜい2泊3日。出発直前にお呼びが掛かってオジャンになったとか、新幹線や飛行機、夜行バスで急遽帰る羽目になったこともあります。 (先代が健在の頃は融通が出来ましたが、ガンで亡くなりました) ・寺同士の付き合いがすごく面倒です。 お寺同士は同業者であると同時に、合同法要などもありますからお寺同士の付き合いも適度にしておく必要があります。 ただしくだらない飲み会や集まりが多すぎです。そういうのはヒマな寺(しかも面倒な性格の人が多い)が主導してるのですが、ある程度顔出さないと村八分にされてはこの世界では生きていけません…。 ・総代会、婦人会とのつきあい。 お寺の力になって下さる方は本当に頭が下がるしありがたい存在なのですが、それぞれ人間ですし個性があって、決して住職のイエスマンの集まりではありませんから、気をもむことは多々あります。 ・「お寺の責任者は住職である」ということと「お寺は檀家みんなのものである」ということをうまく使い分けられる。 などなど。 挙げたらキリがなさそうですし、何だか暗い気持ちになりますので(苦笑)、やりがい面も挙げておきますね。 ・人から感謝された時はいつでも嬉しいです。例えば↓ ・お葬式の後「これは○○さんにピッタリの良い戒名ですね」とか言われると嬉しいです。 ・法事の時「うちは○○寺の檀家で良かった。親戚の法事もいろいろ出たけど○○寺がやっぱり一番好き」 ・イベント事は基本赤字で手間も多大なのですが、たくさんの人が集まって満足そうに帰られると疲れが吹っ飛びます。 ・私はネット関係(HP,SNS,YouTube)も力を入れているのですが、反響があると嬉しいですね。自分の力次第で実際に人が動くのは面白いなと思います。 他にもありますけど、やはり基本は人から感謝されることですかね。
月命日、祥月命日、年忌法要、葬儀、寺院での法要、盆、正月などが主な仕事となるかと思います。 うちの場合は、月命日があるので休みはなし月150件ほど回り、年忌法要、葬儀などを行います。年に3回ほどの寺院での法要もあります。赤字ですが。 多くは高齢者で、あまり話は通じません。難しい話も無理です。歩くこともままならない人もいるので、安易に話しかけると転倒したりします。当然、認知症も軽度の人から重度の人までいます。 若い人だと、法要はあまり乗り気でなく法要の席で直接、なんでこんなことやる必要があるんだ。とか、檀家やめるぞ。とかは直接言われることがあるので、覚悟する必要があります。 それでも、月に200時間程度の労働で、寺院年収は1000万ぐらいとなりますが、維持管理に半分。人数割りして、さらに半分。手元に残るのは3割程度です。一人でやる。ボランティアで檀家が掃除などをやってくれるような寺院なら、もう少し配分が違うと思います。 良い事であるなら、労働時間200時間程度以外は、家で留守番となりますので、ネットとかはわりと自由にできます。 あと、ここまで恵まれているような寺院は、あまりないので、世襲でうまります。世襲でなくて入るのであれば、結婚という手段があります。跡継ぎにこまっている寺院はいくらでもあります。その中で、結婚、もしくは、夫婦で入って欲しいという寺院がねらい目になると思います。ただ衰退中ですので、代が変われば、一気に檀家が減ります。定年退職時期まで専業でできるとは思わない方がよいです。 基本は、お経を読むだけで仕事が成立していくので、健常者ならだれでもできると思います。障碍者で、対人で苦労されている人などは、無理かな。と思います。 やりがい。というのは難しいですね。同じことをやっても御布施がまったく違うので、嬉しいとか悲しいは、相手に失礼ですし、やる気を持って挑んだところで、受け手側の気持ちもあります。 足が痛かろうが、お参りにいかないと生活もなりたたないので、多少の怪我、病気程度だと休めません。コロナは感染の恐れがあるからと休みやすいです。 また、能登への義援金とかも出さないといけません。ボランティアで活動している人も多いです。
副業なしで1本でやれる人は 非常に幸せです。 檀家が数百件もないと 副業なしで1本でやるのは、ほぼ無理でしょうね。 なので副業をやろながら、本業は、奉仕という例はよくあります。 ある住職はスーパーでモップかけ、レジなどやってますが 檀家さんが来ると恥ずかしいそうです。 また、ある住職は高収入ということで、トイレのくみ取り作業をやってますが これも、檀家を気にしながらの仕事だそうです。
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