高卒程度の公務員試験は、高校3年生の時に「しっかり対策をした状態で受験するべき」です。 それで合格できなかった場合に、公務員専門学校に進むのは「致し方ない」とは思います。 ただ、公務員専門学校に進んでも、半数程度の生徒は「公務員になれない」と考えたほうが良いです。 以前から情報を分析している専門学校の実績がその程度ですし… 最近「9割が最終合格」なんて宣伝している専門学校のデータ(4年分)を入手して分析しましたが、合格率が高い年度でも58%程度、悪い年度は54%程度でした。 同様の宣伝を行う専門学校が「全て同じ」とは言いません。 しかし、現下の公務員試験が人物試験重視である以上、9割もの生徒を面接突破させるのは「相当に労力を要する」ので、人的・時間的な制約を考えると殆ど実現不可能だろうと考えます。 希望職種や希望団体の公務員ともなれば、なかなか実現しないと考えるべきです。 一方、大卒程度の公務員試験をする場合に、「なぜ大学行かなかったか」と疑問視される可能性は低いです。 そこに疑問を持つならば、そもそも受験条件を「大卒者及び見込み者のみ受験可能」にすれば良いので。 しかし、聞かれなかったとしても… ライバルは「学問・研究のみならず、様々な経験を積んで能力を伸ばしてきた大学生」です。 筆記試験の合格の難易度が高くなる上に、人物評価の面でも厳しい競争に晒されます。 このため、高校3年生での公務員受験時に「必ず現役合格する」との覚悟で対策を進めて臨むべき… 可能ならば、レベルの高い大学を目指しつつ公務員試験も受け、公務員が不合格ならば進学する…といったスタンスをお薦めします。
そうだね:1
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