[国家公務員Ⅰ種試験] 国家公務員Ⅰ種試験について質問です!!別の質問への回答に、この試験は東大クラスじゃないと受…

Question

[国家公務員Ⅰ種試験]

国家公務員Ⅰ種試験について質問です!!別の質問への回答に、この試験は東大クラスじゃないと受からない。と書いてあったのですが、それはどういう意味なんでしょうか!?

東大レベルの難しい試験という意味なのでしょうか??
それとも偏差値があまり高くない大学の人は半ば意図的に落とされてしまうという意味なのでしょうか???

詳しい方教えて下さい!!

Answer 1

事務官と技官がありますが、事務官の出世コースである「行政・法律・経済区分」の話と仮定して・・・、

>この試験は東大クラスじゃないと受からない
これは語弊のある答えで、見ようによっては合っているし、逆に間違っているともいえます。
まず、以下の人事院サイトをご覧ください。
http://www.jinji.go.jp/kensyuu/080729gyouseihouritu.pdf

・「間違っている」というのは、例えば平成１９年度の合格者数をみると、国Ⅰ合格者総計は７３８人、うち東大出身は２２９人。残り５００人強は東大以外の大学出身者です。東大以外からの方が合格が多数出ていますが、ここまではあくまで科目試験の話です。

・「合っている」というのは、同じく平成１９年度の採用者数の方をみると、採用者総計２６３人中、東大出身の採用は１３０人と半数近くにまで増えます。更に昨今の公務員不人気の時勢から採用辞退もあって入省庁者数は更に減りますが、結局、事務官候補には東大出身者が多くなります。面接にまで進むとやはり東大が有利なのかもしれません。

東大法学部には明治時代から官僚養成機関の伝統もあります。東大応募者が圧倒的に多いのも自然な話で、確率でいって合格者も自然に東大出身者が多くなります。

>それとも偏差値があまり高くない大学の人は半ば意図的に落とされてしまうという意味なのでしょうか???
そういう大学からは元々応募が少ないのですが、結局は試験で不合格になるでしょう。あるいは、国Ⅱへの応募が多いと思います。
しかし仮に試験に合格しても、採用面接で落とされる可能性が高いです。なんだかんだいっても国Ⅰは「東大閥」です。

実際、右も左も東大法学部出身者だらけですよ、キャリア組は。
「官僚たちの夏（原作とテレビ、ずいぶん違いますね）」にある通り、彼らは実によく激務をこなしています。当時と比べて今は政治家との接触は制限されていますが、激務なのは相変わらずです。国Ⅱもそうですが、霞が関では２３時以降の深夜タクシー帰宅は毎晩です。深夜残業は常態化。「国会延長」と決まると国会対策も延びるわけだし、同情してしまいます…。

知る限り国Ⅰ官僚たちは頭の回転も速かったですし、難しいことをよく勉強しています。「さすが東大」と思えるほど、頭は確かに良いです。
同時に、プライドもかなり高いです・・・。

Answer 2

夫が国家Ⅰ種、事務官です。
関西の私大法学部出です。
東大クラスでなくても受かりますが、入った後、出世コースはほとんど東大です。

Answer 3

国Ⅰ試験自体は東大でなくとも合格します。ただ東大生の合格者が多いのも事実です。問題は官庁への採用です。中央官庁採用の殆どが東大です。５割から６割が東大で残りは京大、旧帝大で１～２割程度が私大（早慶）が現実です。

国Ⅰ試験は将来の事務次官を目指す試験です。東大だけではダメで東大でも法学部が有利です。何年卒業ですかで話しが通じます（東大法科は当たり前）また仕事も１回で聞いて理解して、省議で相手の意見を論破して優位に進め、法案を立案して各省の根回しをするハードな仕事です。それには小さい頃から優秀で入学試験を競争で勝ち進む能力が必要なんです。

大臣秘書官になれば２４時間滅私奉公です。城山三郎著の『官僚たちの夏』・・・・現在ＴＶ化されて日曜に放映中ですので参考にしてください。