高校教員は休日はどのぐらい取れますか？

Question

高校教員は休日はどのぐらい取れますか？私は民間に勤めていて、残業は週5日ありますが、休みは土日祝と夏は1週間～10日ぐらいは（有給入れて）とります。また、有給も比較的取れているほうだと思います。教員の多忙化とよく言われますが、高校教員の皆さんはどの程度休めていますか？有給とか消化できているのでしょうか？

Answer 1

公立高校の教員です。

私の場合、忙しい年は、休みが１年で１０日未満です。クラブの練習や試合で、土日祝と盆の全て、またはほとんどが出勤日と化します。名目上は振替休日や年休（有給休暇）を取れることになっていますが、平日は授業や担任するクラスがあるので休暇を取ることもできず、権利を使わずに放棄しています。せめて正月３ヶ日は私は休んでいますが、これが１年で唯一ともいえる三連休のこともあります。でも、正月も休まず練習するクラブは他に多数存在します。

また、夏休みくらいは休みたいですが、結局クラブや補習や文化祭の準備、また３年生の進路指導などで、日頃と忙しさはあまり変わりません。私の経験では、夏休み４０日のうちで、土日を入れて休みが１日だけの年がありました。もっとも、最近では夏休みを３週間～１ヶ月程度に短縮してしまう学校が増えていて、いよいよ年休を取りにくい環境に変わってきています。

また、クラブ以外にも、土日は授業の準備、試験の作成、生徒の家庭訪問、進学のための特別講習、行事の準備、中学生への学校説明会などのために、休日に出勤するケースが多いです。たまに家にいるときも、家へ仕事を持ち帰って、たまった仕事を片づけています。平日も授業やホームルーム、その他の校務や諸準備に追われ、朝７時頃から夜の８時過ぎまで学校で勤務し、さらに必要に応じて生徒の家を訪問したりしてから帰宅し、そのうえ次の日以降の授業準備を深夜まで家で行う感じです。

私の生活は、教員の中では忙しい方ではありません。平均的か、どちらかといえば楽な方です。実際に、職員室の中には、私以上に休みが少なく、毎日午前様の生活をしながら、学校を中心になって支えている方がたくさんおられます。