現在高校2年生の息子が居ますが、料理人になるといい、調理師学校に行くと言っています。

Question

現在高校2年生の息子が居ますが、料理人になるといい、調理師学校に行くと言っています。学費が高く、今の経済状況では厳しくどうしたものかと・・・京都などの料亭に住み込み修行・・でもいいと思っていますが、現在はそのような募集ってあるものでしょうか？だれかいいとこ知りませんか？
itamaeipponさん回答くれたら嬉しいです。

Answer 1

本当に修業に耐えられるかどうか。テレビでは良いところばかり目についてハッピーエンドが普通ですが、ほとんどの者が料理長までなれずに廃業、職替え、が多いんです。住み込みでは、兄や親父さんのことが何より大事で自分は後回し。追廻という奴隷のような立場から始まります。学校ではお金を払って教えてもらうため、お客さんですから大事に教えてもらえます。しかし大事に教えていただく分、過保護になってプライドが高くなり、実際働く時、自分の立場が今までとまるで違う分、耐えられず辞めてしまいます。本人が本当に頑張ってやる気があり、紹介した僕の顔をつぶすようなことをしないという負けん気と男気があるのなら友人に頼んでも見ます。北海道の彼は一ヶ月で逃げました。また尼崎の彼も半年で消えました。山梨の子は五月からしっかり頑張っています。皆最初はやる気でした。僕もそうでしたが、帰る家は無いと思って来るくらいでなくては続かないです。まず一ヶ月、三ヶ月、半年、一年、三年、十年、低かったハードル（親父さんや兄さんの期待）が段々高くなりますが、その分腕に自信もついてきます。
親が躍起になるよりまず本人のやる気がどんなものか、見てみたいです。

Answer 2

まず、料理人に調理師学校は必要かどうかというと・・おじさんが料理人です。
おじさんが言うには、調理師学校を出ていても使い物にならない、初めから修行している坊主の方が技術力は上がるし、伸びるのも早いといいます。
只、調理師学校を出ただけで調理師免許はくれるそうです。
はじめから仕事をする場合は、数年間修行してから国家試験を受けて免許が取得できるそうですが、とても簡単な試験で運転免許よりも安易で取れるそうです。
そこで、聞いたのですが、伸びる人はどのような人ですかと聞いたところ、根性のあるものでしかこの世界では生き抜くことは出来ない、道からそれれば何も保証のない世界で、廃人になってしまうか中途半端な職人として一生安いお金で生活しなければいけないと言う事です。ある年齢までは仕事はあるそうですが、３０歳を過ぎるところで、運命は二つに分かれるそうです。
つまり、必要な人か必要ない人かに分かれて、必要ない人として生きていく人は、一生助っ人として流れの職人になってしまうそうです。
その他の道としては自分で店を開くのだとか？只、飯に恵まれる・・・・餓死はしない職であると言っていました。
ヤクザナ人間もたくさんいるし、性格の捻じ曲がったやつもいる、その中で、上のものを引きずり落としてでも、のし上がるしたたかさと上のものに可愛がられる能力やチャンスをものにする力も料理人人生を左右する大切なものだそうです。
只の良い人では・・・・料理人にはなれないようですよ。それが嫌なら、病院食や栄養士って分野もあるそうです。
それなら、普通のサラリーマンと変わらない安定した収入と保障があるそうですよ・・・・・
厳しい世界だと思いました。

修行が続かない理由
①休みが少ない・・・休みたいと思うのはとても贅沢なこと。

②給料が少ない上がらない・・・２番（二番：福料理長）位（親父：料理長）位の地位になって初めて年相応のサラリーマンの給料くらいが貰えると思った方が良い。
ボーナスなんてのは、無い場合が多い。貰えてもおこずかいとして数万円しかも相当上の地位につかないと貰えない。

③徒弟制度の厳しさ・・・やくざの世界と同等と思っても良い。 親父は神様と同じ・・兄さん（先輩）は絶対的存在であり、気に入れれないければ仕事をさせてもらえなくなるなど、時として良心に反する事でも同調しなければいけない場合もある。

④弱肉強食の世界・・・頭の良い悪いに関係なく、強いもの世渡りのうまい者、可愛がられる性格のものが優位となりやすい。

⑤計算の出来ないものは廃れる・・・料理は足し算それが瞬時に出来ない者は疎外される。（全てにおいて）

⑥常識・良識が通用しない世界・・・やくざな人や性格の捻じ曲がった人も多い世界。 例を挙げれば、対面して仕事をしていた場合、物をとるのに手を前に出すと手が滑ったと言い包丁で手の甲を刺される場合がある。まだ他にも常識では考えられないことがたくさんありえる。

⑦手が出る足が出る物が飛ぶ・・・暴力は日常的に存在する。 それにより障害が残る場合もありえるが、我慢し耐えなければ未来が無い。

⑧ある程度の年数が経つと外に出無ければ（旅）出世は出来ない。（他の飯を食べる）その時にある程度のことが出来ていないと親父の顔に泥を塗ることになるので、外に出してもらえなくなる。（親父に店を紹介してもらい修行に出して貰えるという事は期待されているということ）外にいつまで経っても出してもらえない人は、下からも上からも相手にされず馬鹿にされ孤立し自分から辞めることとなる。

⑨社会保障の無い所が多い・・・・ある年齢になると落ち着くまで店を渡り歩き修行（旅）するため、社会保障がある所でも対象外となりやすい。

⑩誘惑が多い・・・女・ばくち・アルコールなど。

⑪与えられた仕事があればいかなる理由でも休むことや投げることは許されない。・・・親が危篤でも休むことは許されない。 体に大火傷をしても、大怪我をしても動けるうちは休むことは許されない。 親父が休め、帰ってやれと言えば初めて休むことが許される。 自らの判断で休ませてもらおうと思うことは厳禁の世界。

料亭・・・・館の仕事（裏の仕事）ライバルが多く、各部門 八寸場・板場・揚方・煮方・・・・・様々なポジションに分かれる。一所にいて一通り覚えるのにかなりの年数が必要、そのため、ある程度の技術がついた所で、修行に出してもらえるかどうかが重要な要素となる。

温泉・・・・温泉場の仕事（裏の仕事）手は早くなるが、各部門だけに固まってしまう可能性がある。料理人にとって遠回りな道になる可能性がある。

割烹・・・・照らしの仕事。少人数で仕事をしている場合が多く、技術力も早く向上しやすい。親父に好かれるのが最も重要で、数年間修行し、店を紹介してもらい修行に出してもらう。一人前になるまでに、数え切れない位、多くの店を渡り歩き修行する。

Answer 3

住み込みもいいとは思いますが・・

まずは専門学校にいって基礎を学んで
免許を取った方がいいと思います。

確かに学費はトップレベルに高いですが
奨学金があります！