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学童クラブで働いています 学童期の子ども達を相手にするお仕事をされている方に質問です。 問題行動を起こすお子さんに対する対応で、職場で受ける研修や講義、施設を巡回している臨床心理士や、子育てアドバイザー等からよく聞くお話ですが、 「子どもを注意するときは穏やかに」が原則になっています。 「穏やかに」伝えて理解できる子どもにはもちろん厳しく叱る必要はありませんが いくら穏やかに言っても、話を聞かず逃げていってしまう子(追いかけても笑って逃げる)や、大人の怒りが高まるまで悪口を言うのをやめない児童(優しく注意しても聞く耳を持たない)の場合、子どもは厳しく叱られるまで「やってはいけないこと」と気付けません。 穏やかに穏やかにと意識して話しても、そういう子は大人を舐めてしまい、挑発をし、結局、我慢した分、怒りが込み上げてしまいます。 そりゃあ「子どもを注意するときは厳しく怒鳴れ」とアドバイスする人は居ないと思うのですが、 何故、保育や教育の現場、子育てで、話をしても聞けない子に対して、話を聞いてもらう手段として、大きい声で伝えることは認めらないのでしょうか?
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怒鳴るような大きい声=感情のまま怒っている、感情がコントロールできてない人、っていう良くないイメージがあるからでしょうか。ましてや相手は子ども…。私はほんとうに叱るときは静かに表情も能面のように叱っていますね。これは本気だと思うようで男子には効果があるようです。
低い声でゆっくりと、瞬きせずに子どもの目を見て、表情を崩さず語りかけてみてください。 穏やかに=優しく、ではないです。 大きな声も必要なときはありますが、それは指導の導入か最終手段かのどちらかです。 大きな声で伝えることが認められないのではなく、大きな声に頼ることなく指導をする技量を、職員として大人として身につけられるように鍛錬せよ、ということなのだと思います。 自分も随分と長く現場にいますが、我慢と工夫とひらめきと試行錯誤の毎日です。 たいへんですが、結局それが楽しくて勤め続けています。 頑張りましょうね。
長年、学童保育で責任者をしております。 この仕事は問題行動を起こす児童が必ずいますので、指導するのは大変ですよね。 大きな声での指導が推奨されない理由としまして、人間は強い刺激に慣れてしまう生き物であるという性質が関係しています。 日頃から大きな声や厳しい口調で指導していると、すぐにその刺激に慣れてしまい、さらに強い刺激が必要となってしまいます。 そうする内に段々と指導がエスカレートしていき、体罰や虐待につながる恐れがあります。また、指導がインフレを起こした状態で新年度を迎えると、新1年生たちがその強い刺激に耐えられず、かといってその時期だけ緩めると継続児童が好き勝手して無法地帯となってしまいます。いずれにせよ不安や恐怖心を抱いてしまい、登所できない子が出てきてしまいます。 安心安全の居場所を保障しなければならない学童保育が、不安と恐怖に溢れた苦痛な場所となってしまい、本来の使命を果たすことができなくなってしまうから…という理由がございます。 もう1点、日本はこどもの権利条約に批准している国となりますので、子供だからと大人が一方的に指導するのではなく、子供たちの話に耳を傾け、1人の人間として尊重していく姿勢が求められるというのも理由としてございます。 とはいえ、本当に危険な場面や悪質な行為に対しては、毅然とした態度で対応する必要も出てきます。 刺激の強い指導は、手軽で効果も高いので短期的には効果があるのですが、長期的な目で見たときにデメリットの多い指導となりますので、注意が必要となります。(麻薬と似てるかも知れませんね) 注意や指導をする際、軽度のものは穏やかに注意し、やめさせたい行為については個別に呼び出し、真剣な表情で淡々と伝えるのも有効です。 あとは、短く簡潔に分かりやすい言葉で、こどもが納得できるような説得力で話をするのも重要になってきます。 大変だと思いますが、頑張ってください。 参考になれば幸いです。
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