これ、結構複雑です。 確定拠出年金には、いくつかタイプがあって、それぞれ規約等で定めることになっています。 ➀ 元祖企業型DC というべきタイプで、ほかに企業年金制度がなければ,55,000円を限度とする月の掛け金をすべて企業が負担します。 これは、60歳以降の支給の方法によっては、まさに退職金になるものです。 ② 上記の方法に、企業と同額を限度として、労働者の賃金から拠出金を付加するタイプ(マッチング拠出型)。 ③ 2022年から法改正で導入されたタイプで、基本的には労働者の賃金の一部を拠出金に当てるが、その額や時期について労働者の選択にゆだねるもの。 控除された分を拠出する場合は、賃金から控除しますが、形としては会社拠出とするので、所得税や社会保険料が下がるなどメリットがあるといわれています。 控除しない選択の場合は、控除予定額は給料の一部になり、給料の減額はありません。 この方法は、基本的に企業側に新たな負担はないなど企業側のメリットも大きいため、次第に企業に浸透しつつあるようです。 確定拠出年金は、かつての厚生年金基金にかわる企業年金で、老後に2000万円不足するといわれている資金を時間をかけた積立でカバーする目的があり、政府もそのために税制面等の優遇策を導入して、労働者にとってもメリットのある制度だという位置づけをしています。 ただ、確かに掛け金の社会保険料控除や、受給時の退職金扱いや公的年金等控除に算入するなどの税制上のメリットはありますが、上記のように、会社によって方式が違うと、給料本体にも直接影響する話ですから、一概にメリットばかりというわけでもなさそうです。 会社のDCがどういう方式なのか、一部個人型DC (iDeCo)にしてもいいのかなど、よくお聞きになってからお決めになることをお勧めいたします。
企業型確定拠出年金DCには、会社が掛け金を拠出してくれる「事業主拠出」、社員が任意で給与の一部を拠出する「選択制」と「マッチング拠出」、及びその組合せの4タイプあります。 企業型DCの4タイプ https://ad401k.sbisec.co.jp/corporate/howto/selectivedc/ 「事業主拠出」は、給与とは別に会社が掛け金を拠出してくれる制度で、メリットオンリーです。 「マッチング拠出」は、事業主拠出に個人の給与の一部を上乗せ拠出する制度で、マッチング拠出額は事業主拠出額を上回ることはできません。 「選択制」は、退職金の給与前払いか、確定拠出年金への積立拠出かを選択する制度で、後者を選択すると、その掛け金は給与ではなくなり、事業主拠出扱いになるので、下記メリデメがあります。 メリット ・所得税、住民税、社会保障費の負担が減る デメリット ・将来受け取る厚生年金が減る ・会社が半額負担する社会保障費の会社負担が減る(会社側メリット) 以上から、現役時の負担軽減を重視するなら企業型DCの選択制でよいですが、老後の厚生年金を重視するなら選択制には加入せず、個人型確定拠出年金iDeCoやNISAで資産運用すればよいと思います。
なるほど:2
前の方が詳しく解説されていらっしゃいますので、実感としてメリットとデメリットを。 メリット ・自分で運用商品を選択できるので当たれば年金額を大きく増やせる デメリット ・自己責任を嫌がる人もいる ・定期預金型のようなほぼ利息がつかない商品を選んでしまうと拠出額から全く増えない ・中途退職時に一時金としてもらえない(できないことはないがかなり条件が限られている)
なるほど:1
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