解決済み
高校生です。進路について、悩んでいます。 私は何か資格をとって手に職をつけたいと思っています。そのために、2つの選択肢に絞ったのですが、迷っています。1つ目は保育士になることです。子供は好きですし、四年生の大学で卒業すると同時に資格が取れるところに進学したいと考えています。 2つ目は、私が興味があって、学んでみたい心理学を学んで、公認心理士になることです。ただし、資格を取るのが難しく、大学院に入らないといけなく、現実的に取るのが難しいと考えています。 興味があるのは、圧倒的に2つめの心理学です。 しかし、資格が取りやすいのは1つ目の保育士です。 どちらを選べばいいのかわからないです。是非アドバイスなどほしいです。お願いします。
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回答致します。 現職の公認心理師です。 今質問者様が提示されてる選択肢の中で考えるなら、子どもが好きで、心理学に興味があるというのであれば、心理学も学べて保育士資格を取れる大学に進学し、心理学の知識も活かしながら保育士として働くのが吉かなと もちろん、質問者様の進路なので質問者様が決定されるというが大前提ですが…。 今質問者様が提示しておられる選択肢の中で保育士をあえて勧める理由は、今のところ心理職として働きたいという動機があまり感じられないからです。 公認心理師等の心理職はカウンセリング(こころの問題や悩みを対話通して解決を図る)や心理療法(対話を通して特定の病気や障害を治療する方法)、心理テスト(性格や知能、心理状態等を測定し、相談に来た方の自己理解に活かす等)等の行為を通してこころの問題や悩み、病の軽減、解決、成長を図る心理学を基盤とした専門職です。 質問者様が本当にカウンセリングや心理療法、心理テスト実施等の専門業務に携わりたいなら、公認心理師のカリキュラムを実施している大学に進まれると良いと思いますが、そうではなく、心理学を学びたいだけなら、公認心理師は認定された大学院まで続けて進学し、単位を取得しないといけないので、違う道を目指されるのが無難です。 以下に私が過去に精神保健福祉士と公認心理師、臨床心理士の違いに答えた回答のURLを張ります。 この回答の中には公認心理師の業務内容やその専門性、働く領域等も記載しているので参考にして頂ければ幸いです。 https://contents.jobcatalog.yahoo.co.jp/qa/list/13276798023 心理学を学びたいだけというケースならば公認心理師のカリキュラムに対応している大学でなくとも学べますし、保育士以外にも、教師や社会福祉士、精神保健福祉士、作業療法士、言語聴覚士等も人の心理や精神と関連する領域です。 上記の職種は一部心理学科目の履修が要件に入っていますし、精神医学やリハビリテーション、子どもの教育や発達等の隣接領域で人のこころと直接、間接関係する分野を学べます。 また教師はもちろんのこと、社会福祉士や精神保健福祉士、作業療法士、言語聴覚士でも学校や児童精神科、児童福祉施設等で働いているケースがあります。 なので、手に職を付けるということであれば、保育士を含めて、それらの職種も検討されるのがよろしいかと思います。 ただ保育士に関しては、保育士には保育士の専門性自体はありますが、専門性の割に、給与がかなり低く設定されてる場合が多い上に、保育園等くらいしか保育士資格取得者に配置するスタッフを限定しているところが少ないです。 保育士は汎用性はある程度ありますが、仕事内容としては、教育、心理、社会学部を卒業したら得られる児童指導員任用資格で福祉や教育施設に就職した場合と表面的な業務内容はあまり変わりません。 福祉施設の場合は、保育士の資格取得手当が得られる場合があるのと、保育士を一定数(全部ではない)配置しないといけないので優先的に配置される場合は一応ありますが… 心理、教育、社会学部のいずれかを卒業すれば、児童指導員任用資格が自動的に取得でき、保育士と似たような業務内容で同じくらいの給与は得られると思われるので、どうしても就職先を保育園等に限定したいのでなく、保育士のような仕事がしたいのであれば、保育士資格取得を目指すよりも心理、教育、社会学部の学士が得られる大学で別の資格も得られる課程に進学されるのが個人的な意見ですが、良いのではないかなと思います。 保育士は単に就職先の多さだけなら優遇されていると言えますが、表面的には児童指導員でもできる業務内容が多い上に、給与がかなり低く設定されているでよく考えられた方がいいです。 別に保育士をイメージダウンさせようとか、今風に言うとディスってる訳ではないですし、大事な仕事だと思いますが、どうしてもやりたいのでなければ、そこまで積極的には勧められないというのが知り合いの保育士が苦労している様子を知っている私から言えることですね。 単純に心理や精神関係でかつ子どもと関われる可能性がある資格で手に職をというと、上記の作業療法士や言語聴覚士が条件に当てはまり、需要も一定数ある上に給与もそこそこなので、この条件なら私であれば作業療法士か、言語聴覚士を目指しますね。 保育士がどうしてもしたいのでなければ。 またあまり心理関係の職とはいえないですが、理学療法士も子どものリハビリや療育等の分野で関われますよ。 色々な可能性を検討してみて下さいね。 ただ教員免許(教師)や保育士、社会福祉士、精神保健福祉士等の資格を取得しつつ、心理学を学ぶという条件はある程度両立できる大学も探せばあると思いますが、作業療法士、言語聴覚士等は心理学や臨床心理学の科目一部履修はありますが、心理学部で取得はできないはずです。 私の知る限りでは… それぞれ費用もかかる年数も専門性も違うということと、心理学を学ぶのを中心とするのがどうしてもいいのか、それとも学ぶのは精神医学やリハビリテーション等の人間の心理や精神の関係の隣接領域でもいいのかといった視点で検討されるのがよろしいかと。 いずれにしても、上記に挙げた職種の仕事内容をネットや仕事図鑑で調べてみて、必要であれば現職の方に色々聞いてみたりし、ご自身の希望や条件、適正に合うものを選ばれることをお勧めします。 心理職にどうしてもなりたいとか、心理職の具体的な業務や面白さ、大変さ、なることのメリットデメリットについて詳しく聞きたい場合は追加で質問して頂ければ現職の心理士として回答致します。 ご自身の条件や希望に合ったなりたい職業や取得したい資格、行きたい大学が見つかるといいですね。 影ながら応援しております。 長文失礼致しました。
なるほど:1
手に職をつけたいのであればなおさら、難易度の高い方を目指すべきだとは思います。しかし最大の問題はどちらも稼げる職ではないという所ですが・・・。
なるほど:1
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